
最近では気温が35℃を超える日が続き、熱中症のリスクが
高まっています。
子供は特に水分補給を忘れないようにして、予防に努める
必要があります。
熱中症の予防に最適な水分は?
しかし、実際熱中症の予防という観点で考えた場合、なにを飲むのが一番有効なのでしょうか?
今回は、
水
麦茶
緑茶
スポーツ飲料
ジュース
炭酸飲料
について、熱中症予防としてどれが有効であるかを考えて
見たいと思います。
水 麦茶
熱中症予防の観点から一番有効なのが、水と麦茶です。一度にたくさん飲むのではなく、こまめに補給することが
重要です。
日常生活の中や軽い運動程度であれば、水や麦茶による
水分補給で十分予防が可能です。
ただ、汗には塩分も含まれており、大量に汗をかくと塩分も
体内から抜けて行ってしまいます。
激しい運動をする場合は、塩分も入っている飲料
(スポーツドリンクなど)を補給するようにしましょう。
スポーツ飲料
先ほど説明したとおり、激しい運動をする場合はスポーツ飲料がおすすめです。
汗をかくことで水分だけでなく、塩分も体外へと出て行って
しまいます。
体内で塩分が不足すると、「熱けいれん」と呼ばれる
痛みを伴ったけいれんを足などに起こすことがあります。
激しい運動で大量の汗をかいた場合は、スポーツ飲料を
飲むことで、失われた塩分を補うことが重要です。
ただし、スポーツ飲料には糖分も多く含まれているので、
取りすぎには注意が必要です。
スポーツ飲料の代わりになる飲料水は自分でも作ることが
できます。
1リットルの水に約2グラムの塩を溶かし、さらに20~50グラムの
糖分を加えることで、熱中症予防に最適の水分になります。
緑茶
緑茶にはカフェインが多く含まれており、カフェインには利尿作用があります。
利尿作用によって尿が排出されることで、体内の水分を
失うことになります。
そのため、熱中症予防の観点からすると、緑茶は水分補給には
向いていないと言えます。
ジュース 炭酸飲料
ジュースなどの糖分が多く含まれている清涼飲料を水代わりに飲むと、体内の糖分を薄めようとして、さらに水分が欲しく
なります。
また、飲みすぎることで、大量の糖分を一度に体内に
入れることになり、体調を崩してしまう場合もあります。
炭酸飲料は、他の飲料より同じ量を接種した時の満足度が
高いため、結果的に摂取する量が不足して、脱水症状を
起こす可能性もあります。
まとめ
熱中症予防には、こまめに水分や塩分を補給することが大切です。
それでも脱水症状などの症状にかかってしまった場合は、
脱水症状の状態に応じて水分を補給し、重症化がみられる
場合は、すぐに救急車を呼びましょう。
脱水症状の対処については、下記の記事を参考にチてください。
「脱水症状の症状は?頭痛や下痢、吐き気や嘔吐時の対処について」