
急性胃腸炎(細菌性)とは、細菌感染により急性に胃腸症状を
主体とする病気です。
いわゆる食中毒のことで、
サルモネラ菌、
腸炎ビブリオ菌、
病原性大腸菌
などにより汚染された食べ物や飲料水を摂取したときに
起こる乳幼児や子供もなる病気です。
ウイルス性胃腸炎との大きな違いは、夏場に流行することです。
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急性胃腸炎(細菌性)の原因
細菌性急性胃腸炎は細菌感染による食中毒が原因となります。細菌の種類により原因となる食品と潜伏期間
細菌の種類 | 原因となる食品 | 潜伏期間 |
---|---|---|
黄色ブドウ球菌 | おにぎりやサンドイッチ等 | 1~5時間 |
ボツリヌス菌 | 缶詰・瓶詰やハム・ソーセージ等 | 12~36時間で乳児の感染は特に注意が必要です |
腸炎ビブリオ | 魚介類 | 6~12時間 |
サルモネラ菌 | 鶏卵や鳥肉等 | 12~48時間 |
カンピロバクター | 食肉や井戸水等 | 2~11日 |
リステリア | 生チーズやソーセージ等 | 平均3週間 |
病原性大腸菌 | 生食肉や井戸水等 | 1~5日 |
ウェルシュ菌 | カレーやシチュー等 | 8~24時間 |
セレウス菌 | チャーハンやオムライス等 | 1~5時間 |
急性胃腸炎(細菌性)の症状
症状は、ウイルス性急性胃腸炎とほぼ同じです。吐きけ、
嘔吐、
下痢、
発熱、
頭痛
など。
家族内や学校などの集団発症もありますので要注意です。
急性胃腸炎(細菌性)の対処法
嘔吐や下痢の場合は脱水症状に気をつけましょう。便を調べればすぐに診断がつくので、病院に行くときは
便のついたおむつを持っていくと良いでしょう。
原因となっている菌の特定もでき、適切な対処法がわかります。
脱水症の確認として、排尿回数が1日6回以下になったり、
4時間以上排尿がなかったら注意が必要です。
健康な時との体重を比較することも大切です。
また嘔吐が現れたら吐き気止めの坐薬などを使用して
対応しましょう。
まとめ
まずは、「食品の加熱をしっかりおこなう」
「清潔な手で調理をする」
などの基本を忘れないようにしましょう。
これからの夏の季節は特に注意して予防しましょう。
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