
日本で使用されている子宮癌などの
HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症を
予防するワクチンは、
サーバリックス(2価ワクチン)
と
ガーダシル(4価ワクチン)
の2種類があります。
HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症は、子宮頸がんなどを
起こすため、女性に接種します。
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Contents
ワクチンの種類
*不活化ワクチン*定期接種
*予防する感染症
サーバリックス(2価ワクチン)
1. 子宮癌などを起こすヒトパピローマウイルス感染症
ガーダシル(4価ワクチン)
1. 子宮癌などを起こすヒトパピローマウイルス感染症
2. 尖圭コンジローマなどを起こすヒトパピローマウイルス感染症
サーバリックス、ガーダシルのいずれのワクチンも、ワクチンに
含まれているタイプのヒトパピローマウイルス感染症を防ぎ、
子宮癌などの発病を予防します。
子宮癌を引き起こすウイルスには多くの型があり、できる免疫が
弱いので、一度だけでなく何回かかかることもあります。
ワクチンの種類によって、効果のあるウイルスの型が異なり、
予防できるHPV(ヒトパピローマウイルス感染症)が
異なります。
サーバリックス(2価ワクチン)は、子宮癌の原因となる
2つの型に効果があります。
ガーダシル(4価ワクチン)は、尖圭コンジローマの原因となる
ウイルスが二つ追加され、4つの型に効果があります。
両ワクチン共に、効果は20年くらい続くと予想されており、
追加接種は不要と考えられています。
ワクチンに含まれていない型のウイルスによる子宮頸癌も
ありますので、ワクチン接種と平行して、20歳を
過ぎたら必ず検診を受けて下さい。
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接種時期と接種回数
推奨年齢は小学6年生~高校1年生相当の女性です。ワクチン | 接種時期 | スケジュール |
---|---|---|
サーバリックス(2価ワクチン) | 中学1年生 | 1回目 |
初回の1ヶ月後 | 2回目 | |
3回目 | ||
ガーダシル(4価ワクチン) | 中学1年生 | 1回目 |
初回の2ヶ月後 | 2回目 | |
初回の6ヶ月後 | 3回目 |
ワクチンの種類によってスケジュールと成分が異なりますので、
初回に接種したワクチンと同じ種類のワクチンを、必要回数
受けることが大切です。
※推奨年齢以上の女性でも、感染を予防する上でワクチンの
接種は有効です。
詳しくは、産婦人科医とご相談下さい。
※このワクチンを接種しても、すべての子宮癌を予防できる
わけではありませんので、ワクチンを接種していても
安心せずに子宮癌検診を受けましょう。
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