
子供が花粉症になったらどんな治療薬が効果あるの?
花粉症が流行する時期は、風邪とインフルエンザも流行する時期です。
花粉症は風邪などの症状とよく似ている症状が出るので、判断が難しいと思われている方もいると思います。
鼻水がサラサラして透明、目の痒みが出るなどの症状が花粉症だと判断するポイントですね。
しかし、自分の曖昧な判断で悩んでいるより、病院で花粉症なのか風邪なのかを判断してもらうほうが確実で安心ではないでしょうか?
そこで今回は、子供の花粉症の治療薬として処方されることが多い「クラリチン」についてご紹介します。
効果や副作用について確認していきましょう。
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Contents
花粉症の治療薬で眠気が少ないのは?
病院で処方される花粉症の治療薬には、様々な種類の薬があります。この中で、眠気が少ない薬として挙げられるのが
「クラリチン」
です。
個人差がありますから稀に眠気が出る方もいますが、比較的眠気が少ない薬としてよく処方される薬です。
また、適応年齢が低いため、まだ小さい子供に処方することがあります。
それでは、花粉症の治療薬「クラリチン」について、効果と副作用を見ていきましょう。
クラリチンとは?どんな薬?
クラリチンは第二世代抗ヒスタミン薬です。クラリチンの薬の形状は、
・錠剤10㎎
・レディタブ錠10㎎
・ドライシロップ1%
・レディタブ錠10㎎
・ドライシロップ1%
の3つの形状があります。
※レディタブ錠とは、口の中ですぐに溶けて水なしでも飲める錠剤です。
クラリチン錠10㎎の適応年齢と服用

クラリチン錠10㎎の適応年齢は7歳以上の小児です。
服用は1回10㎎を1日1回となります。
クラリチンレディタブ錠10㎎の適応年齢と服用

レディタブ錠10㎎の場合も、錠剤10㎎同様、適応年齢は7歳以上の小児です。
また、服用は1回10㎎を1日1回となり、こちらも錠剤10㎎と同じになります。
クラリチンドライシロップ1%の適応年齢と服用

クラリチンドライシロップ1%の適応年齢は、錠剤10㎎やレディタブ錠10㎎と異なり、3歳以上7歳未満です。
服用は年齢別に分けられており、
・3歳以上7歳未満の小児は、1回5㎎を1日1回
・7歳以上の小児は、1回10㎎を1日1回
・7歳以上の小児は、1回10㎎を1日1回
になります。
平成19年10月にクラリチン錠10㎎、クラリチンレディタブ錠10㎎が小児適応追加の承認。
クラリチンドライシロップ1%が小児適応の承認を取得。
このことによって広い範囲の年齢に適応する薬となっています。
また、クラリチン錠は
「ロラタジン錠」
「ロラタジンOD錠」
「ロラタジンドライシロップ1%」
「ロラタジンOD錠」
「ロラタジンドライシロップ1%」
という薬品名で、ジェネリック薬品として発売されています。
なおクラリチンの市販薬はありません。
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クラリチンの効果とメリット
小児は3歳以上から使え、幅広い年齢が対象となる花粉症を緩和する薬「クラリチン」の効果を見てみましょう。・花粉症などの季節性アレルギー性鼻炎の症状を和らげます
・ハウスダストやダニなどの通年性アレルギー性鼻炎の症状を和らげます。
・蕁麻疹、湿疹などの皮膚の痒みを抑えます。
・1日1回の服用で効果が持続します。
・副作用でもある眠気が少ないために集中力に影響が出にくいです。
・レディタブ錠は口の中でサッと溶けて飲めるので、子供には飲みやすい薬です。
・ハウスダストやダニなどの通年性アレルギー性鼻炎の症状を和らげます。
・蕁麻疹、湿疹などの皮膚の痒みを抑えます。
・1日1回の服用で効果が持続します。
・副作用でもある眠気が少ないために集中力に影響が出にくいです。
・レディタブ錠は口の中でサッと溶けて飲めるので、子供には飲みやすい薬です。
口の中で薬を溶かせるレディタブ錠は、薬を上手に飲み込めない子供には大きなメリットになりますね。
クラリチンの副作用
薬には付き物の副作用について見てみましょう。クラリチンを子供が服用した時の主な副作用として、
・眠気
・腹痛
・腹痛
などが報告されています。
個人によって、重大な副作用が出る場合もありますので、副作用については処方を受ける薬局で薬剤師さんに確認してください。
クラリチンと他の薬の飲み合わせ
クラリチンを服用する場合、飲み合わせに注意したいのが、「エリスロマイシン」
H2ブロッカー「シメチジン製剤」
H2ブロッカー「シメチジン製剤」
です。
■エリスロマイシン
「エリスロマイシン」は、細菌を雑菌するマクロライド系の抗生物質です。クラリチンと飲み合わせるとクラリチンの副作用が強く出る可能性があるので注意が必要です。
■H2ブロッカー「シメチジン製剤」
H2ブロッカー「シメチジン製剤」は、ヒスタミンH2の働きを強力に抑える薬です。クラリチンと飲み合わせるとクラリチンの副作用が強く出る可能性があるので注意が必要です。
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まとめ
いかがでしたか?今回は、花粉症の治療薬である「クラリチン」についてご紹介しました。
3つの形状がある「クラリチン」は、口の中でサッと溶けるレディタブ錠や3歳から飲めるドライシロップもあり、飲みやすい薬です。
また、1日1回の服用で効果が持続するので、飲み忘れも防げますね。
クラリチンの効き目は、さほど強くなくマイルドとされています。
しかし、眠気も少なくて集中力が欠けることも少ないので、昼間に活動することが多い子供にはメリットが大きい薬です。
どの薬が処方されるかは病院の診断によりますが、薬の効果や副作用を知っておくと、医師に相談しやすいですよね。
最後までありがとうございました。
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