
そもそも流産とは、妊娠したにもかかわらず、妊娠の早い時期に
赤ちゃんが亡くなってしまうことをいいます。
22週より前に妊娠が終わることをすべて「流産」といい、
妊娠12週未満の早い時期での流産が多く80%を
占めているそうです。
流産にはいろいろな種類があるのですが、胎児が子宮内に
残っており、流産の一歩手前の状態を「切迫流産」といいます。
「切迫流産」は妊娠継続の可能性があるともいわれています。
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切迫流産の原因は?
妊娠初期における流産の原因は、胎児の染色体異常であることがほとんどですが、切迫流産に関しては、他にも
◆受精児の異常
◆多胎妊娠
◆血液の免疫の異常
◆子宮の異常や病気
◆体の冷えやストレス
など、いろいろな原因が考えられます。
切迫流産の症状は?
切迫流産の兆候としては、妊娠初期に少量の出血や軽い腹痛を感じる時があります。
妊娠初期は母子共に不安定な状態であるため、不正出血は
少なくありませんが、少量の出血が継続的にみられたり、
下腹部痛が起きたらすぐに病院で受診しましょう。
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切迫流産の治療法は?
現状では「切迫流産」を治す方法はありません。安静にしていることが最も効果的とされています。
受診した際に、
赤ちゃんの心拍をしっかり聞くことができれば「自宅で安静」
心拍に異常があれば「入院管理」
となります。
出血や腹痛の症状を緩和するのに、止血剤や子宮収縮抑制剤が
用いられます。
お腹の張りがあるときには張り止め薬も使われます。
しかしこれらは緩和するだけなのです。
自宅で横になり、安静にするほかないのです。
切迫流産の予防法は?
最近ではお仕事をしながらの妊娠生活を送るママが増えています。
以下のようなお仕事についている方は、心身への負担が
他のママより大きいので気を付けましょう。
◆激しい運動をする仕事:インストラクター・スポーツ選手
◆重いものを運ぶ仕事:配送・保育士・看護師・介護士等
◆長時間歩く仕事:営業職等
◆長時間立ち続ける仕事:調理師・販売職・美容師・工場のライン等
◆ストレスの多い仕事:システムエンジニアの編集職・設計士
赤ちゃんの命を守れるのは母親だけですので、
決して無理することはやめましょう!
参考
切迫早産については、下記の記事を参考にしてください。「切迫早産の症状と原因は?入院の費用と保険について 」
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