あなたの食生活は大丈夫?肥満に注意!生活習慣病の予防法は?
あなたの食生活!実は危険かもしれませんよ!!
最近太ったな・・・って思っているアナタ!生活習慣病の予備軍になっていませんか?
生活習慣病とは、生活習慣が原因で起こる疾病の総称です。
以前は「成人病」とよばれており、加齢に伴う疾病のことを言います。
今までは主に中年期以降に発症すると考えられていました。
ところが、成人であっても成人になっていなくても「生活習慣」によって発症することがわかり、1996年に「生活習慣病」と名前が改められました。
今回は、この生活習慣病について、原因や予防方法を見ていきたいと思います。
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Contents
生活習慣病とは?定義と原因は?
生活習慣病は、厚生労働省より、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」
と定義されています。
生活習慣病は、日本人の三大死亡原因と呼ばれる疾患を誘発する原因とされています。
日本人の三大死亡原因とは、「癌」や狭心症や心筋梗塞などの「虚血性心疾患」、そして、脳梗塞や脳出血など「脳血管障害」のことを指します。
また、生活習慣病は、内臓肥満と密接に関係しています。
つまり、生活習慣病の元となる原因は「肥満」であるということです。
内臓脂肪型肥満の人が高血糖・高血圧・脂質異常のうち2つ以上を併せもつと、「メタボリックシンドローム」に進行します。
さらにメタボリックシンドロームを放置していると、動脈硬化が益々促進し、生活習慣病に移行します。
さらに、運動器の障害によって自分自身で移動する機能が低下している状態を「ロコモティブシンドローム」といいます。
このロコモティブシンドロームも生活習慣が原因の一つとされているのです。
いかにこの生活習慣病が様々な病気や疾患に影響があるかが分かると思います。
生活習慣病は、生活習慣を改善することで、生活の質の向上とともに、相当な予防が期待できます。
そのため、生活習慣病の予防や改善には、自分の食生活や運動習慣などの生活習慣を見直すことが重要になります。
生活習慣病の原因である肥満とは
肥満には2種類の型があります。所謂、
内臓脂肪型肥満(リンゴ型肥満)
皮下脂肪型肥満(洋ナシ型肥満)
の2つですね。
内臓脂肪型肥満は、閉経後の女性や中年期以降の男性に多く見られます。
この内臓脂肪が蓄積し続けると生活習慣病を誘発します。
動脈硬化を促進し、心筋梗塞など虚血性心疾患の発症を促します。
また、肥満はインスリンのはたらきを低下するため、糖尿病を併発する大きな要因となります。
肥満の測定方法
肥満の測定にはBMIが用いられます。BMIは、
BMIの数値・・・「22」が正常
BMIの数値・・・「25」以上肥満
BMIの数値・・・「25」以上肥満
とされています。
このBMIを測定するには、
体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
で算出することが出来ます。
また、自分の標準体重を測定する方法としては、
身長(m)×身長(m)×22
という計算式で出すことが出来ます。
これらは日常生活でも意識しておくといいので、一度計算してみてください。
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満の人が、高血圧・高血糖・脂質異常のうち、いずれか2つ以上あわせもった状態のことです。放置しておくと、内臓脂肪は過剰に溜まり、糖尿病、高血圧症など生活習慣病を併発します。
また、動脈硬化が促進し、虚血性心疾患や脳血管障害を引き起こす危険性が急激に高まります。
メタボリックシンドローム診断基準
それでは、メタボリックシンドロームの診断基準を見てみましょう。まずは自宅で測ってみるのもいいですよね。
ちょっとヤバイ・・・と思ったら、一度病院で相談されることをおすすめします。
1.腹囲を測定する
立ち姿勢で、息を吐いた状態で測ります。位置は、おへその高さです。
男性・・・85cm以上
女性・・・90cm以上
女性・・・90cm以上
が基準となります。
2.脂質異常
脂質異常の基準としては、血液中の中性脂肪・・・150mg/dL以上
HDLコレステロール・・・40mg/dL未満
HDLコレステロール・・・40mg/dL未満
2つのうち片方、または両方を満たしているかどうかが基準になります。
3.高血圧
高血圧の基準としては、収縮期血圧(最高血圧)・・・ 130mmHg以上
拡張期血圧(最低血圧)・・・ 85mmHg以上
拡張期血圧(最低血圧)・・・ 85mmHg以上
2つのうち片方、または両方を満たしているかどうかが基準になります。
4.高血糖
最後に高血糖ですが、
空腹時血糖値・・・110mg/dL以上
が基準値になります。
まず腹囲を測定し、1の状態を満たしていた場合、
2.脂質異常
3.高血圧
4.高血糖
3.高血圧
4.高血糖
のうち2つ以上があてはまると、メタボリックシンドロームと診断されます。
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ロコモティブシンドローム
ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とは、「運動器の障害のために自立度が低下し、介護が必要となる危険性の高い状態」
と、厚生労働省と日本整形外科学会が定義しています。
つまり、加齢に伴う筋力の低下や骨粗しょう症などによって運動器の機能が衰えてしまい、介護なしでは移動が困難になる危険性や、さらには寝たきりになってしまう状態です。
ここでいう運動器とは、身体運動に関与する骨や筋肉、関節、神経などの総称です。
厚生労働省は「脱寝たきり」を目指すために、国民の意識を変え、健康の大切さを訴えるために「ロコモティブシンドローム」という言葉を発表したのです。
昨今、ロコモティブシンドロームは、若年層にも広まっています。
過度のダイエットによる「痩せすぎ」や乱れた食生活、運動不足などによって筋力が低下する、つまり生活習慣が原因です。
ロコモ予防には、何より「骨強度の高い骨」をつくることです。
バランス能力を高める、下半身の筋肉を鍛えるなど、膝関節などに負担をかけずにおこなう運動が効果的です。
小魚、緑黄色野菜、海藻類、乳製品や大豆製品など、カルシウムが多く含まれている食品を摂取します。
カルシウムを効率よく吸収するために、きのこ類や魚類も一緒に摂取します。
これらの食材にはビタミDが多く含まれています。
このように生活習慣病は食生活を見直すことで改善、予防が可能なのです。
メタボリックシンドロームやロコモティブシンドロームなどの兆候や不安がある方は、まずは自分の食生活から見直してみてはいかがでしょうか?
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まとめ
いかがでしたか?今回は、生活習慣病についてご紹介しました。
生活習慣病は、早めの対応で変わってきます。
対応が遅くなると、それだけリスクも高まってきますよね。
生活習慣を見直して、支障のない日常生活が送れるようにしましょう。
そのためにもまずは食生活を改善することが近道です。
そして運動の習慣化も進めて、健康的な生活を送りましょう。
最後までありがとうございました。
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