HELLP(ヘルプ)症候群の症状や原因は?診断と治療について

ninpu HELLP(ヘルプ)症候群とは、3つの病態の頭文字を略したものです。

溶血(hemolysis)、

肝酵素上昇(elevated liver enzyme)

及び

血小板減少(low platelets)

をきたす疾患です。

 

妊娠高血圧症候群の患者に多く発生するといわれています。

また妊娠中のみならず産後も発症することもあります。

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溶血(hemolysis)

溶血とは、赤血球がブレークダウンすること。

 

肝酵素上昇(elevated liver enzyme)

肝酵素上昇とは、肝細胞への損傷が肝機能の実験室試験で
変化を起すこと。

 

血小板減少(low platelets)

血小板減少とは、出血を抑制するために、血液が凝固するのを
助けるために必要とされる血液中に見られる細胞が減少すること。

 

HELLP症候群の原因

HELLP症候群の原因は残念ながら不明です。

いくつかの疾患は、発症リスクを増加させてしまいます。

 

妊娠中の子癇前症、HELLP症候群と以前の妊娠などが
発症リスクと言われています。

 

HELLP症候群の症状

突然の上腹部からの季肋部痛、

悪心、

嘔吐、

胃部不快感、

全身倦怠感

などを主症状とします。

 

これまで何の症状もなかった方が突然

「胃が痛い!」

と訴えるケースがあります。

 

発症の時期は、妊娠末期から産褥3日、多くは妊娠中期以降に
発症し、約90%に妊娠高血圧症候群の合併が現れます。

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HELLP症候群の診断基準

肝機能の低下、

溶血の所見、

血小板の減少

が一定基準を超えると診断されます。

 

◆肝機能検査

血清AST(GOT)値 70IU/L以上、

血清LDH値 600IU/L以上

 

◆溶血;血清間接ビリルビン値

1.2mg/dl以上や病的赤血球の出現

 

◆血小板減少

血小板数10万/μl以下

 

それぞれの診断項目が完全にそろっていなくても、
何らかの症状があり、検査値が動いてきたら十分に
注意をしてゆく必要があります。

急性妊娠脂肪肝と似たところもありますが、
血小板の減少の程度などが違ってきます。

 

HELLP症候群の治療法

HELLP症候群の治療の基本は妊娠の終了になります。

できるだけ早く赤ちゃんをお腹の外に出すことなのです。

また産褥期にも症状が出現することがあるので、分娩後も
気を抜くことはできません。

 

妊娠の終了といっても週数が早ければ十分に注意して、
できるだけの妊娠継続を続ける必要があり、治療に際して
難しいところです。

また、診断が下されて、妊娠終結のためには、帝王切開術を
選択することも多いですが、血小板の減少などがあるために
血小板輸血が必要になります。

 

まとめ

HELLP(ヘルプ)症候群は原因が不明ですので、少しでも
気になる症状があったら、必ず医師に相談しましょう。

早期発見が大切です。

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