C型急性肝炎の原因と症状は?感染経路や治療方法は?

l_170 C型急性肝炎は、C型肝炎ウイルスが原因の
ウイルス性肝障害です。

C型急性肝炎は、世界中で発生しています。

特にエジプトやパキスタンで多くみられます。

それらの国での主な感染経路は、汚染された注射器の使用です。

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C型急性肝炎は、A型急性肝炎やB型急性肝炎に比べて
症状が軽く、感染しても約80%の人が無症状のため、
感染に気付かないことが多々あります。

 

ところが、C型急性肝炎は、他の急性肝炎に比べて慢性化する
可能性が極めて高い疾患です。

C型肝炎ウイルスに感染しても、約30%の人が免疫力によって
ウイルスは自然に排除されますが、感染者の約70%が
C型慢性肝炎に進展し、20~30年後には肝硬変や肝臓がんに
移行する危険性が高まります。

 

C型肝炎ウイルス(HCV)

C型肝炎ウイルスは、

フラビウイルス科ヘパシウイルス属に属するRNAウイルス

です。

 

このウイルスは1989年に発見されました。

血流を介して肝臓に入り、肝臓で急激に増殖します。

 

C型肝炎ウイルス(HCV)の感染経路

B型肝炎ウイルスと同じで、感染経路は血液感染です。

現在、日本では、C型肝炎ウイルスに感染した人の半分は、
感染源が不明です。

 

C型感染ウイルスの感染源としては、

汚染された輸血

血液製剤からの感染

C型肝炎に感染している臓器移植

などがあげられますが、医療機関の衛生環境が向上したため、
今ではほとんどみられません。

 

鍼治療や入れ墨、ピアス、注射器や注射針の汚染など
C型肝炎ウイルス持続感染者の血液が付着した状態で
共有すると稀に感染することがあります。

 

C型肝炎ウイルスは、感染力が弱いので、性交渉で
感染することはほとんどありません。

しかし、生理中に性交渉をおこなうと、感染する可能性が
あります。

 

C型肝炎ウイルスの潜伏期間は2週間~6ヶ月です。

 

C型急性肝炎の症状

C型急性肝炎ウイルスに感染しても、約80%の人には
初期症状が現れません。

急性期の症状としては、

発熱

食欲不振

吐き気

嘔吐

悪心

関節痛

黄疸

などが現れます。

 

褐色の尿や白色がかった便などがみられることもあります。

感染した人の約80%の人が慢性化し、慢性化した人の
約70%がC型慢性肝炎に進展します。

C型慢性肝炎になった人の約5~20%が
肝硬変や肝臓癌に移行します。

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C型急性肝炎の検査と診断

感染した人の多くは無症状なため、早期の診断はごく稀で、
重症化した肝障害が発症するまで診断がなされないことが
多々あります。

一般的には、HCV抗体検査が行われます。

 

現在、C型肝炎ウイルスに感染しているキャリアの状態、

もしくは

過去に感染既往歴がある場合(現在はウイルスが排除されている)

は、抗体検査で「陽性」になります。

 

感染既往歴のある人のHCV抗体は陽性であっても抗体価が
低く、「HCV-RNA(ウイルス遺伝子の検査)」は
陰性となるため、抗体検査をおこなうことで、現在の肝臓の
状態を把握することができます。

 

HCV抗体が「陽性」になるには、感染後1~3ヶ月の期間を
要するため、C型肝炎ウイルスに感染してまもなくに検査を
受けると、「陽性」にならない場合があります。

 

そのため、C型急性肝炎の早期確定診断には、

「HCV-RNA定性検査」

が行われます。

 

C型急性肝炎の治療

C型急性肝炎は、症状も軽いため、多くの場合は入院の
必要がありません。

しかし、C型急性肝炎は、慢性化する確率が高いので、
「慢性化を阻止する治療」が必要となります。

 

主に、

インターフェロン



リバビリン

との併用療法で治療がおこなわれます。

 

C型急性肝炎は、インターフェロン治療をおこなうことで、
80~90%の確率でウイルスが駆除できるといわれています。

インターフェロンは、強力な抗ウイルス作用をもっています。

インターフェロンには、α、β、γの3タイプありますが、
C型急性肝炎には、αとβが用いられます。

 

リバビリンは、抗ウイルス薬です。

リバビリン単独では、ウイルスの排除は期待できません。

インターフェロンと併用することで、大きな効果を発揮します。

日本ではC型肝炎に対する治療薬として認可されています。

インターフェロンと併用療法をおこなう場合には、保険が
適用されます。

 

治療の副作用

インターフェロン副作用

インターフェロン治療は、

倦怠感や発熱、

関節痛

など、必ずといっていいほど、副作用が伴います。

 

痙攣眩暈、脱毛が起こることもあります。

になることも少なくありません。

 

インターフェロンの副作用については、

「インターフェロン治療とは?副作用と医療費助成後の費用は?」

を参照してください。

 

リバビリン副作用

リバビリンの副作用としては、

溶血性貧血、

眼底出血、

血小板減少、

白血球減少、

紫斑病などがあげられます。

 

ときには、脳出血を起こすこともあります。

 

C型急性肝炎の予防

C型肝炎予防ワクチンはありません。

衛生管理がしっかりとした日本では感染率が低下していますが、
輸血をした経験があったり、気になる症状があれば、医療機関に
行き、血液検査を受けておくと安心です。

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