鼓膜切開は必要?大人や子供の中耳炎の種類と治療!予防は?

main 耳には「中耳」と言われる部分があります。

この「中耳」に液体が溜まったり、炎症が起きたりして、
耳の痛みや発熱、難聴の症状を伴うものを『中耳炎』と言います。

では、『中耳炎』とはいったいどのような病気なのでしょうか?

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耳の構造は、大きく分けると外耳と中耳と内耳に分類することが
できます。

この中耳の中に細菌やウイルスなどが感染して炎症が起きたり、
液体が溜まる病気を『中耳炎』と言います。

 

病気の症状として、発熱や耳の痛み、難聴などが起こります。

大人や子供など、誰にでも起こりうる病気ですが、特に
赤ちゃんから5歳・6歳位までの子供に好発します。

 

中耳炎の種類について

中耳炎には主に3つの種類があります。

2つの種類の中耳炎が同時に起きたり、後から起きたりする場合、
どのタイプにも分類できない場合もあります。

 
急性中耳炎
細菌やウイルスが中耳の中に侵入して炎症を起こしている状態に
なります。

最も多い中耳炎で、子供に多い種類になります。

 

症状としては、

耳痛や発熱、

鼓膜の腫れ、

耳漏(滲出液の漏れ)

などがみられます。

 

数日から10日くらいで回復しますが、長引いたり、急性の中耳炎を
繰り返す反復性中耳炎になることもあります。

 
滲出性中耳炎
中耳にある鼓室に滲出液といわれる液体が溜まってしまい、
起こる病気になります。

 

症状としては、難聴が起こる場合が多く、耳痛や発熱の症状が
ほとんどありません。

 

軽い場合は1ヶ月くらいで治りますが、重い場合は治るのに
数年かかる場合もあります。

子供や高齢者に多く見られる病気になります。

 
慢性中耳炎
急性中耳炎や滲出性中耳炎が治らずに炎症状態が慢性化して
しまったものを慢性中耳炎と呼びます。

外科的な手術が必要であったり、治療に時間を要する状態です。

 

中耳炎の治療方法について

中耳炎の治療法は、中耳炎の種類によっても異なります。
ここでは代表的な治療方法について御紹介します。

 

急性中耳炎の治療

薬物療法
炎症の原因になっている菌の増殖や死滅を目的として
抗生物質(抗菌薬)の処方を行います。
鼓膜切開
鼓膜を切って(切った鼓膜は自然に塞がります)、鼓室に溜まった
膿を出す治療。

 

滲出性中耳炎の治療

薬物療法
細菌を死滅させるための抗生物質の処方を行います。
耳管通気
耳管の開口部から空気を送り、鼓室の中の空気の圧力を
一定にする治療。
鼓膜チューブ留置術
鼓膜に小さな穴を開けてチューブを入れます。

そのチューブから鼓室に溜まった膿を出して、鼓室の圧力を
正常に保つ治療。

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慢性中耳炎の治療

薬物療法
耳の中の細菌の増殖の防止や死滅を目的として行うものです。
手術療法
腫瘍が耳にある場合には腫瘍を取り除く手術を行います。

または、鼓膜の穴を塞ぐ手術を行います。

 

急性中耳炎の治療 『鼓膜切開』について

『鼓膜切開』を行う場合について

鼓膜切開とは、鼓膜に穴を開けて耳の中に溜まっている膿を
出す治療法です。

 

鼓膜切開を行う場合は、中耳炎の症状がひどい場合や発熱や
耳の痛みが抗生剤を処方しても改善しない場合に行うことが
多い治療になります。

 

『鼓膜切開』とは?どんな手術?

耳に局所麻酔を行い、鼓膜を切開して、鼓室の内圧を正常化し、
耳の中に溜まっている液体(滲出液)を吸引・除去する手術に
なります。

 

この手術では、鼓膜に1から2ミリメートル程度の穴を開けて、
膿を出してしまいます。

膿を出すために開けた穴は、1週間程度で閉じてしまいます。

 

手術は、痛みを伴います。

子供さんの手術は、身体を押さえながら行うこともあるようです。

 

『鼓膜切開』の手術費用は?

2014年度の診療報酬で、手術だけの代金は3割負担で約2070円
なっています。

その他、再診料や薬代がかかります。

 

中耳炎の予防について

中耳炎の予防には、以下の方法などに効果があります。

1)風邪の際に好発するため、鼻水はしっかりとかむこと。

2) 小児肺炎球菌ワクチンを打つこと(肺炎球菌も原因の一つとされます)

3) 哺乳瓶でミルクを飲ませる場合は、頭を起こした姿勢で飲ませること。

4) タバコの煙を避けること(子供の場合、気管が弱くなります)

5) おしゃぶりを長く使用しないこと(生後12カ月以降は使用しないとよいです)

6) 野菜・果物・魚介類など免疫を高める食材を多く摂取すること

7) ホコリなどの環境アレルゲンを排除すること(部屋の掃除をこまめに行います)

 

まずは中耳炎にならないために、是非できることからやってみて
ください。

 

まとめ

中耳炎は主に赤ちゃんや子供に好発します。

子供が中耳炎になった場合、耳の痛みや発熱の症状に早く家族が
気付いてあげることが大切になります。

 

中耳炎は、早期発見・早期治療が、病気を長引かせないポイントに
なります!

気づいたら、病院を受診し、適切な処置をしてもらいましょう。

特に、風邪をひいた際などには注意して下さい。

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