赤ちゃんや子供の咳や熱の症状はRSウイルス感染症?検査は保険適応?

main RSウイルス感染症とは、RSウイルスによる急性呼吸器感染症の
ことで、1歳までの乳児に多くみられるウイルス性疾患です。

2~3歳頃までには、ほぼ全ての子どもがRSウイルスに感染し、
抗体を獲得するといわれています。

 

RSウイルスは、11月頃から1月にかけて猛威を振るうウイルスです。

昨今では、流行の時期が早まり、8月下旬頃から9月にかけて
急増し始めています。

スポンサードリンク




RSウイルスに一度感染しても十分な免疫ができないため、
何度も繰り返し感染しますが、その度、徐々に免疫が
ついていくので、再感染時の症状は初感染のときよりも
軽症化します。

 

RSウイルスの感染経路と潜伏期間は?

RSウイルスの感染経路は、飛沫感染接触感染です。

感染者の鼻水や痰、唾液に含まれているウイルスがくしゃみや
咳によって飛散し、それを吸い込むと感染します。

 

また、ウイルスの付着したおもちゃなどを舐めたりすると感染します。

 

RSウイルスの潜伏期間は2~8日(たいていは3~5日)です。

症状が治まっても1~3週間は感染する可能性があります。

 

RSウイルスに初めて感染したときの症状は?

初感染の乳幼児の場合、鼻水や咳など上気道に症状が現れ、
39℃前後の高熱が出ます。

多くの乳児は軽症のまま回復に向かいますが、初感染の乳幼児の
25~40%が重症化しています。

 

重症化するとどうなる?

重症化してしまった場合、細気管支炎肺炎を起こします。

乳幼児の肺炎の約50%、細気管支炎の50~90%はRSウイルスが
原因であるといわれています。

 

肺炎を起こすと、命を落とすこともあります。

新生児の場合は、細気管支炎による呼気性喘鳴
(ゼイゼイ、ヒューヒュー)が特徴的です。

顔色が悪くなったり、多呼吸(1分間に60回以上)が
みられたときには要注意です。

 

また、新生児や2~3ヶ月未満の乳児は、無呼吸発作の症状が
現れることもあります。

 

RSウイルスに再感染したときの症状は?

再感染の場合、免疫力がある程度できているので、一般的に
軽症のことが多いです。

 

細気管支炎や肺炎などの症状(下気道の症状)は減少し、
上気道の症状(鼻水や咳、発熱など)が現れる程度で
回復に向かいます。

ときおり、中耳炎を合併することがあります。

 

RSウイルス感染によって重症化しやすい乳幼児の特徴は?

生後3ヶ月から6ヶ月は、母親から受け継いだ免疫がなくなり、
免疫力が弱い時期です。

そのときに感染すると、重症化しやすいので気を付けましょう。

 

循環器系の疾患をもつ乳児、早産児(未熟児)などが感染すると、
重症化しやすく、重篤な呼吸器疾患を引き起こしてしまうことが
あるため、十分な注意が必要です。

 

重症化を防ぐには

重症化を防ぐ一番の方法は、早期治療です。

 

・咳が益々ひどくなる

・ゼイゼイ、ヒューヒューといった呼気性喘鳴が見受けられる

・呼吸数が増えたり、ハアハアと浅い呼吸を繰り返している

 

など、このような症状がみられたときには、速やかに、
医療機関で受診しましょう。

スポンサードリンク


RSウイルスの検査は?

RSウイルス検査は、

「チェックRSV」



「ラビットテスタRSV-アデノ」

などの免疫クロマトグラフィー法を用いた迅速診断キットで、
鼻水のウイルス抗原を検出します。

 

検査法は、綿棒で鼻腔の粘膜を採取するだけなので時間を
有しません。

30分程度で結果が得られます。

 

以前は、入院患者さん以外の人には、保険が
認められませんでしたが、平成23年10月17日より、
1歳未満の外来患者さんにも保険が適用されるように
なりました。

 
RSウイルス検査 平成23年10月17日 保険適用の対象者
・入院中の患者さん

・1歳未満の乳児

・パリビズマブ製剤の適用となる患者さん

 

1歳を超えている場合は、保険適用外で、自費となります。

検査費用は、医療機関によって異なりますが、一般的には
数千円程度です。

 

RSウイルス感染症の治療

RSウイルスに対する特効薬がないため、一般的には対症療法
(症状に合わせた治療)がおこなわれます。

脱水症状に陥っていたり、激しい呼吸困難が現れている場合は、
水分補給や呼吸管理のため、入院治療が必要になります。

 
自宅療養のポイント
〇小まめに水分補給をおこない、安静にすることが重要です。
 経口補水液OS-1なども利用するとよいでしょう。

〇ウイルスは乾燥した場所を好むため、加湿器などを利用して、湿度を保つように心掛けます。

〇咳が止まらない時には、仰臥位(仰向けに寝た状態)は負担になるので、上半身を起こしてあげたり、ゲップをさせるときの体勢で抱っこしてあげると、呼吸が楽になります。

 

まとめ

乳児の様子がいつもと違っていたら、まずは小児科で
受診しましょう。

乳児の感染は、重症化のリスクがとても高いです。

 

重症になる前に、的確な治療を受けて、大切な赤ちゃんを
守ってあげることが大切です。

スポンサードリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ