花粉症の治療に3種の注射!ステロイド注射などの効果と副作用は?

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花粉症は、スギやヒノキなど植物の花粉によって起こるアレルギー疾患です。

Ⅰ型アレルギーに分類されます。

花粉症を患っている人は年々増加傾向にあり、現在では、4人に1人の割合で花粉症を患っているといわれています。

 

花粉症の原因となる主な植物は、スギヒノキブタクサカナムグラなどがあげられます。

中でも、スギ花粉症の患者数は約2500万人ともいわれ、日本で最も多くみられます。

 

花粉症になると、目の痒み充血涙目くしゃみ鼻水鼻づまり喉の痒みなどの症状が現れます。

発熱頭痛が生じることもあります。

いずれかの症状が続くと、やる気や集中力が低下し、疲労感が増してしまいます。

 

花粉症の治療には、対症療法減感作療法手術・レーザー治療などがあります。

多くは対症療法で、症状に合わせて内服薬や点眼薬、点鼻薬が処方されています。

しかし、対症療法では花粉症の根治が難しく、アレルゲンが飛散する時期は、いつも悩まされてしまいます。

 

昨今では、注射によって、花粉症の「根治」を目指す治療法やアレルギー体質の改善を目指した治療法が注目されています。

今回は、花粉症に悩む人のために、注射による治療法効果副作用などを詳しく説明いたします。

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花粉症に効果的な注射は3種類

花粉症に効く注射は3種類あります。

アレルゲン注射

ヒスタグロビン注射

ステロイド注射

です。

 

どの注射も花粉症の症状を緩和する作用がありますが、目的や副作用に違いがあります。

それぞれの効果や副作用についてみていきましょう。

 

特異的減感作療法-アレルゲン注射の効果と副作用

アレルゲン注射は、「花粉症の根治」を目的にした治療法です。

とはいっても、根治成功率は約80%で、アレルゲン注射を受けても、根治できないこともあります。

 

アレルゲン注射の治療方法

治療が始まると、1週間に1~2回の頻度で接種します。

治療開始直後は微量の接種、その後、最大量になるまで、2~3ヶ月かけて徐々に増やしていきます。

 

最大量になった後は、増量することなく、1週間に1回、何度か接種を繰り返します。

その後、様子をみながら、2週間に1回、3週間に1回という具合に、接種回数を徐々に減らしていきます。

 

何度か注射を繰り返しているうちに、アレルゲンに対するからだの反応がだんだんと鈍くなります。

そして、最終的には免疫が出来て、アレルゲンに対してからだが反応しなくなります。

 

アレルゲン注射の療法期間

アレルゲン注射は、少なくとも2年以上の治療期間を有しますから、覚悟して治療にあたらなければなりません。

途中で止めてしまうと、期待通りの効果が得られなくなります。

 

アレルゲン注射の副作用

アレルゲン注射の量は、ごく少量から徐々に増やしていくため、アレルギー反応が起こることは殆どありません。

しかし、アレルゲンを体内に入れるため、喘息発作アナフィラキシーショックを起こす危険性は「0」ではありません。

その他の副作用として、注射をした部位が腫れることがあります。

 

アレルゲン注射の費用

アレルゲン注射は、保険が適用されます。

アレルゲンの数や量によって費用は異なりますが、診察料や処置料を含めて、1回あたり数百円程度(3割負担の場合)です。

 

非特異的減感作療法-ヒスタグロビン注射の効果と副作用

ヒスタグロビン注射は、アレルギー体質の改善に期待ができる治療法です。

ヒスタグロビン注射を定期的にうつことで、ヒスタミンに対する抗体をつくります。

 

ヒスタミンとはアレルギー症状を起こす原因となる物質です。

このヒスタミンに耐性が出来れば、アレルギー反応を抑制することができるのです。

 

アレルゲン注射のように、特定のアレルゲンに対する感受性を低下させる治療を特異的減感作療法といいます。

それに対して、ヒスタグロビン注射による治療は、非特異的減感作療法と呼ばれています。

アレルゲンに関係なく、アレルギー体質の改善をおこなうことが目的の治療です。

 

つまり、ヒスタグロビン注射の場合は、「花粉症の根治」は期待できません

そのため、毎年、花粉症の時期を迎える1ヶ月~2ヶ月前から、注射を受ける必要があります。

 

花粉症に悩む人にとっては有効な治療法ですが、全ての人に効果がでるわけではありません。

効果には個人差があります。

 

ヒスタグロビン注射の治療方法

大人の場合は、1週間に2回の頻度で6回注射します。

小児の場合は、1週間に2回の頻度で3~6回です。

 

たいていの場合、1クールで、3~4ヶ月くらいは全てのアレルギー反応が抑制されます。

残念ながら、効果が現れない場合は、もう1クール注射を行います。

 

ヒスタグロビン注射は、アレルギー性疾患に適応するノイロトロピン注射と併用すると、更に効果が高まるといわれています。

 

ヒスタグロビン注射の治療期間

治療期間は、1~2ヶ月です。

 

ヒスタグロビン注射の副作用

ヒスタグロビン注射は、副作用が極めて少なく、安全性が非常に高いことが特徴です。

稀に、眠気頭痛めまい嘔吐蕁麻疹などの症状が現れたり、患部が腫れたりすることがあります。

 

ヒスタグロビン注射の費用

ヒスタグロビン注射は、保険が適用されます。

ヒスタグロビン注射の費用は、1回あたり数百円程度(3割負担の場合)です。

 

ヒスタグロビン注射の摂取条件

妊娠中(妊娠の可能性があるときも含む)や、喘息発作があるときには、ヒスタグロビン注射はおこなえません。

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副腎皮質ホルモンのデポ剤注射療法-ステロイド注射

ステロイド注射を1回行うだけで、花粉症の不快な症状から解放される驚異的な注射療法です。

花粉症を一時的に抑えなければならない事情があるときには、大変有りがたい注射です。

 

しかし、あくまでも一時的で、「根治」を目的にした治療法ではありません

 

また、副作用が出やすいため、日本アレルギー学会や日本耳鼻科学会では、ステロイド注射を推奨していません。

 

ステロイド注射の治療方法

成人の場合、1回40㎎の筋肉注射をおこないます。

1回の注射で、1週間から1、2ヶ月間、効果が持続します。

 

持続性は人によって差がありますから、シーズン中1回の注射で済む人もあれば、数回行う人もいます。

 

ステロイド注射の治療期間

継続して、通院の必要性はありません。

 

ステロイド注射の副作用

ステロイド注射は、重度の副作用が出やすいため、注意が必要です。

・感染症の誘発

・免疫力の低下

・ホルモン異常による生理不順や不妊

・心筋梗塞、脳梗塞、動脈瘤、血栓症

・浮腫み

・糖尿病の誘発

・副腎不全

・肝機能障害

・胃潰瘍

・骨粗しょう症

・白内障、緑内障、視力障害、失明  

などがあげられます。

 

副作用は、ステロイド薬の効果が無くなるまで継続します。

その場合、有効な手段はなく、ひたすら薬の効果が切れるのを待たなくてはなりません。

 

また、打ち続けていると、ステロイド薬が体内に蓄積されて、数年以降に副作用が現れる場合もあります。

 

ステロイド注射の費用

保険適用は、医療機関によって様々です。

基本的には、ステロイド注射の保険適用はありません。

 

しかし、自費診療であっても、1回1,000円以下の金額です。

保険が適用される場合は、その3割ですから、1回300円程度ということになります。

 

まとめ

花粉症に悩まされると、ストレスが溜まって、精神不安定になってしまいがちです。

まずは、自分にあった治療法を見つけましょう。

 

その中の方法として、このような注射での治療もあることを知っておけば、医師にも相談することができます。

特に、受験生などにとっては、花粉症はできればなんとかしたいもの。

 

勉強に影響が出ないように、しっかりと医師と相談して花粉症の対策をしましょう。

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