百日咳の症状と子供と大人の治療とは?

main しつこい咳が何日もつづく百日咳。

昔は子どもの病気と考えられていましたが、最近では大人も注意しなければならない感染症になりました。

しかも、大人の場合は風邪との区別が困難であり、そのためにきちんとした診断、治療がされないケースもあるようです。

そこで今回は、百日咳の予防や家庭で出来る治療法などをご紹介したいと思います。

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百日咳とは

百日咳は、「百日ほど長く咳が続く」ことから「百日咳」と名づけられました。

百日咳に感染しても、しつこい咳に悩まされる程度と安易に考えがちですが、小さな赤ちゃんが感染すると、咳で呼吸ができなくなり、チアノーゼ痙攣を引き起こしたり、ときには、肺炎脳症などの合併症で死亡することもあります。

百日咳は子どもの病気?年齢は?

以前は、「百日咳は子供の感染症」と捉えられていましたが、1981年以降、精製ワクチンが接種されるようになってから、小児の感染は大幅に減少しました。代わりに、昨今では、年長児や成人、高齢者などの感染者が増えています。

現在では百日咳感染患者の3分の2が16歳以上と言われています。

百日咳の症状

百日咳は、感染してから約1~2週間で発症します。

鼻水や咳など、風邪に似た症状から始まります。

発熱はないのですが、咳がしだいに増えていき、咳こむようになります。

咳が始まって2週間くらい経つと、「発作性痙攣性咳そう」が現れます。

「顔を真っ赤にしてコンコンコーンと短い咳が続き、その後、ヒューと息を吸い込む」という百日咳特有の咳です。

特に夜間に激しく咳き込むことが多くなります。

この時期に高熱が出るようであれば、「肺炎」を合併している可能性があります。

痙咳が始まってから2~3週間経つと、呼吸が止まりそうなほどひどかった咳が、徐々に治まってきますが、完治したわけでなく、ときおり、発作的に咳がでます。

感染後2~3か月経つと、ようやく「ときどき咳がでる」程度に鎮静化します。

しかし、その時期に風邪を引いたりすると、再び咳を誘発してしまいます。このように、感染してから半年くらいは、咳に悩まされます。

百日咳の原因は?

百日咳はグラム陰性桿菌の百日咳菌、またはパラ百日咳菌による呼吸器感染症です。

この菌そのものは、抗体物質に弱く、何もしなくても感染後1週間程度で、喉から消滅してしまいます。

ところが、この菌が分泌する毒素は、長い期間血液中に留まる為、コンコンコーンといった百日咳特有の咳が長期間続きます。

百日咳菌に対する免疫は、一生続くものではないので、百日咳に再び感染することがあります。

しかし、再度感染したときは、軽症の場合が多いです。

百日咳の流行する時期

百日咳は、世界中で流行する感染症の一つです。

年中発生していますが、特に、春から秋にかけて、発症率が高いです。

百日咳が流行する周期は2~5年といわれています。

百日咳の予防方法は?

生後3か月になったら、4種混合ワクチンを接種することが最善の方法です。

乳幼児期に4回接種して免疫をつくります。

残念ながら、日が経つにつれて免疫力が低下するため、年長児や大人の感染者が増加しているわけで、現在、追加接種が検討されています。

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家庭でできる診断方法は

感染初期は、熱もなく、風邪気味程度に思われがちです。

しかし、時間の経過とともに、百日咳特有の咳が出ますので、その場合は百日咳を疑い、対処しましょう。

家庭で出来る治療方法

百日咳は、ひどく咳き込むことが多い疾病です。

咳こんだ時に食物を吐いてしまうことが多々ありますから、食事1回分の量を少量にして、食事の回数を増やすことが望ましいです。

特に、刺激物など咳を誘発しやすい食品は避け、消化のよい食べ物を摂取しましょう。

百日咳の感染経路は?

百日咳は、感染者の唾や咳による飛沫感染と、百日咳菌に汚染されたものに直接触れることで感染する接触感染によって広がります。

咳が始まって2週間くらいの間が最も感染力が強いです。

また、潜伏期間は、感染してから症状が発現するまでの7~10日と言われています。

病院での診断とお薬

百日咳の診断は、大変難しいとされています。

現実的には、「発作性痙攣性咳そう」がみられた場合には「百日咳」と診断します。

ところが、百日咳特有の咳がみられない場合もあり、そのようなときには検査をします。抗体が出来ているか否かを調べる抗体(免疫)検査です。

百日咳の毒素に対する抗体ができていれば「百日咳」と診断されます。検査する時期が早ければ抗体ができていないため、カタル期(感染初期)・痙咳期(中期)・回復期(後期)に分けて検査がおこなわれます。

3度採血をし、免疫の上がり方を比べて診断します。

 

つまり、回復期に最も数値が高ければ、確実に「百日咳」です。

 

投薬は、百日咳に有効なマクロライド抗生物質や咳止めが処方されます。

通常の咳止めでは、あまり効き目がありません。

 

発症初期であれば、抗生物質の投薬が非常に有効です。

痙咳期から薬を飲んでも痙咳は治まりませんが、百日咳菌を体外に排出することは可能です。

内服5日程度で除菌されますが、2週間くらいは、薬を飲み続けます。

百日咳にかかったら、いつまで出席停止?

百日咳特有の咳が解消するまでが停止期間と決められています。

通常、診断から約3週間くらいです。

まとめ

百日咳は大人に感染するケースが増え、適切な診断を受けないために乳幼児の感染源となる場合があります。

乳幼児が百日咳に感染すると、重篤な症状になることがありますので、油断せずにきちんと診察を受けるようにしましょう。

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