火傷|熱傷(やけど)で水ぶくれ!応急処置は?

1024-cc-library010001612 やけどは医学的には「熱傷」と言われ、「火傷」とも呼ばれています。

 

一般に、熱によって皮膚に損傷が生じる外傷です。

 

熱の温度や熱を受けていた時間によって、傷害の度合いが異なります。

今回は、このやけどについて、その種類や応急処置などをご紹介します。

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やけどと日焼けの違い

火傷は、『熱(熱湯やアイロンなど熱いもの)』が原因で起こります。

しかし、日焼けの原因は『紫外線』です。

 

火傷は、

傷害を起こしている面積や深さ
(皮膚のどの層まで損傷しているか)

によって重症度が判断されます。

 

日焼けを好んでおこなうと、広範囲に火傷の症状が現れ、
重症化することがありますが、通常は、深い部分の傷害は
あまりみられません。

 

やけどの種類

やけどは、

雷や電流に触れたときに生じる「電気やけど」

酸やアルカリに触れたときに生じる「化学やけど」

放射線を浴びたときに生じる「放射線やけど」

温熱が原因で生じる「温熱やけど」

の4種類に分けられます。

 

家庭で生じるやけどのほとんどは「温熱やけど」です。

 

温熱による熱傷の原因

○熱湯を浴びる

ポットのお湯がかかったり、沸かしすぎて熱湯になった風呂に
誤って浸かってしまうなど、熱湯が原因で皮膚に損傷が生じます。

 

○高温になったものに触れる

高温になっているアイロンやストーブなど熱いものに
触れてしまったり、炊飯器や圧力鍋などから吹き出る
蒸気が皮膚にかかってしまうと、熱傷が生じます。

 

○暖房器具に長時間触れる

カイロや湯たんぽなど、暖房器具を長時間使用していると、
低温やけどを発症します。

低温でも、熱が皮下組織にまで到達して火傷を起こすので、
重症化することも少なくありません。

 

○引火

花火やろうそく、ガスコンロの火などが、誤って着衣や直接
皮膚や毛髪に引火してしまうと熱傷を生じます。

 

やけどの症状

皮膚は(皮膚表面から)表皮、真皮、皮下組織で構成されています。

 

もう少し詳しく説明すれば、表皮は上層から

「角質層→顆粒層→有棘層→基底層」

と層をなしています。

 

真皮は上層から(表皮に隣接する部分)「乳頭層→網状層」の
順に層をなし、網状層の下には皮下組織があります。

 

やけどは、皮膚のどの層まで損傷しているか、
『深さ』によってⅠ~Ⅲ度に分類されます。

 

やけどの深さ

○Ⅰ度

表皮の角質層(表皮の最上層)に傷害を受けた状態です。

皮膚の表面が赤くなり、ヒリヒリとした痛みを感じます。

2~3日で治癒し、瘢痕は残りません。

 

○Ⅱ度(先達性)

Ⅰ度に比べて熱傷が深く、表皮の有棘層や基底層にまで
傷害を及ぼした状態です。

赤くなるだけでなく、腫れや水疱が生じ、傷口が
ジュクジュクしています。

焼けつくような強い痛みを感じます。

 

ときには、感覚が鈍ってしまうこともあります。

瘢痕は残りにくいですが、治癒まで10日前後かかります。

 

○Ⅱ度(深達性)

傷害が表皮で留まらず、真皮(乳頭層)まで
達している状態です。

先達性と同じような痛みを生じますが、感覚は先達性に比べて
相当鈍くなります。

 

傷害が深いため、治癒するまで2週間以上かかり、
瘢痕も残りやすくなります。

医師の治療が必要です。

 

○Ⅲ度

傷害が真皮から皮下組織にまで達しています。

重度の場合は、骨や筋も損傷しています。

 

熱傷によって皮膚組織が破壊され、壊死した状態です。

痛みも知覚も全くありません。

 

皮膚の色は白や黒に変色しています。

 

ショック状態の場合は死に至ることもあります。

 

治癒するまでに1ヶ月以上の時間を有します。

治癒後も瘢痕が残る可能性が高いです。

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やけどの応急処置

やけどをしてしまったら、すぐさま患部の『冷却』を
おこなうことが重要です。

 

冷却することによって、炎症や疼痛を抑制し、
感染防止にもつながります。

 

熱傷直後の適切な応急処置によって、リスクを最小限に留めることができます。

 

手足の場合

水道水を流水にした状態で、患部を冷やします。

水道水の水力を強めて患部を直撃するようなやり方はNGです。

 

洗面器に水を張り、患部を浸けてもよいでしょう。

水がぬるくなったら小まめに取り替えます。

 

顔や頭・体幹の場合

シャワーの水をかけ続けたり、水をくぐらしたタオルで
患部を包むようにして冷やします。

保冷剤や氷嚢を用いるときには、患部にタオルを当ててください。

 

冷やす温度

患部を氷などで直接冷やすと、凍傷を引き起こす
可能性があります。

 

冷やす適温は10~15℃です。

 

保冷剤や氷嚢はタオルを用いて温度調整を
しましょう。

 

患部を冷やす時間

5分間冷却すると、熱変性を防ぐことができます。

5分から30分、冷やしてみましょう。

 

衣服の着脱

衣服を着ている場合は、脱がさずに、衣服の上から
応急処置をおこないます。

冷却した後、衣服を脱ぎますが、患部にひっついて
脱げない場合は、無理に脱がずにそのままの状態で
病院へいきましょう。

 

広範囲に熱傷を起こしている場合

熱傷が広範囲に及んでいる場合は、冷却することで低体温を
招いてしまうことがあるので、冷やすことは避けましょう。

救急車で病院に直行します。

 

受診までの注意事項

応急処置後、医療機関で診察を受けます
(熱傷Ⅰ度の場合を除く)。

患部を触ったり薬を塗ったりせず、清潔なタオルで患部を覆い、
診察に出向きましょう。

 

まとめ

たかがやけどと思って、このくらいで病院には行かなくても・・・
と思いがちですが、跡が残る場合も多いので、小さく
赤い腫れ以上の症状が出たら、しっかりと病院に行って
適切な指示を受けましょう。

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