水虫の原因と症状は?手足、爪への感染と予防方法について

lgf01a201310100600 水虫は「表在性皮膚真菌症」の一つです。

白癬菌(皮膚糸状菌)という真菌が皮膚に感染して発症します。

 

水虫は、梅雨から夏にかけて多くみられますが、冬場は
白癬菌(水虫の原因菌)がいなくなるわけではありません。

白癬菌は、秋から冬になると増殖をおこなわなくなるため、
菌の数が減少し、痒みなどの症状が現れにくくなります。

 

しかし、白癬菌が絶滅したわけではないので、高温多湿の時期に
なると、再び増殖し始め、症状が勃発します。

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白癬菌に感染する部位の90%は「足」です。

特に、足の水虫が多い理由は、白癬菌が高温多湿の環境を好む
ためです。

 

一日中靴を履いたままでいると靴の中が蒸れて、白癬菌の
絶好の住処となります。

 

また、足は手に比べてこまめに洗ったりしないので、
白癬菌にとっては好都合なのです。

 

かつて、水虫は、毎日、革靴や安全靴など通気性の悪い靴を
履いている男性に多くみられましたが、昨今では、ブーツの流行や
働く女性が多くなったために、女性の感染者も増えてきています。

 

日本では、5人に1人が水虫に罹っているといわれています。

 

白癬菌

水虫の原因である白癬菌は、皮膚の表層の
「角質」「爪」「毛」など、ケラチンが多く存在している
ところに寄生します。

 

人間の皮膚

私たちの皮膚は、外側から

「表皮」

「真皮」

「皮下組織」

で構成されています。

 

表皮は上から

角質層→(淡明層)→顆粒層→有棘層→基底層

という層をなしています。

 

表皮は、約28日周期で、新しい皮膚に入れ替わります
(ターンオーバー)。

 

ターンオーバー

ターンオーバーとは皮膚の新陳代謝、つまり角化することによって
表皮の細胞が入れ替わることです。

基底層は基底細胞で形成されています。

 

基底細胞は分裂して、

有棘細胞→顆粒細胞→角質細胞

と上方に押し上げられていきます。

 

角質層に達した角質細胞は無核の「角質」に変化します。

つまり、死んだ細胞となるわけです。

 

角質の成分はケラチンというタンパク質です。

最終的に、角質はフケや垢となって肌表面から剥がれおちます。

 

爪・毛

毛や爪は、皮膚の付属器官です。

表皮の角質が角化変性したもので、主にケラチンで
形成されています。

 

白癬菌の栄養源は「ケラチン」

白癬菌の栄養源はケラチンです。

 

ケラチンは硫黄を含んだタンパク質です。

 

白癬菌は肌に寄生すると、タンパク質を分解する

「ケラチナーゼ」

という酵素を放出し、角質細胞を溶かし、栄養を蓄えます。

 

白癬菌と足の臭いの症状の関係

水虫になると、足、靴、靴下などから放たれる強烈な臭いに
悩まされることが多々あります。

しかし、その臭いは、白癬菌が作り出しているわけでは
ありません。

 

靴下や靴の中は、汗によって蒸れてしまい、高温多湿に
なっています。

高温多湿の状態が長時間続くと、菌が増殖し、悪臭が漂います。

 

つまり、白癬菌の臭いではなく、高温多湿の状態が、
臭いの元です。

 

高温多湿は、白癬菌の最も都合のよい環境です。

足が臭いと感じたら、水虫が発症していないか
調べてみましょう。

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水虫の感染経路

白癬菌は、目にみえない様々なところに潜んでいます。

 

家族内感染

水虫の中で最も多く発症している足白癬は、家庭内での
感染がほとんどです。

 

〇足白癬に罹っている人の足を直接触る

〇バスマットやトイレマット、スリッパなど、足白癬に罹っている人と共有する

〇剥がれおちた角質を踏む 

 

足白癬に感染している人の角質には白癬菌が混ざっています。

その角質が肌から剥がれおち、落ちた角質を踏んでしまうと
感染します。

 

外出先感染

〇外出先で感染する

温泉場など不特定多数の人が共有する足ふきマットや
スリッパなどに白癬菌がついていると、足に白癬菌が付着して
感染します。

 

水虫感染予防

水虫は、様々な場所で感染する可能性がありますが、白癬菌が
肌に付着したからといって、すぐに水虫が発症するわけでは
ありません。

 

寄生するのに、最低でも一日を要しますから、それまでに、
足を洗い、清潔にすれば、感染を防ぐことができます。

 

からだを清潔に保つ

水虫予防は、何より、からだを清潔に保つことです。

 

〇毎日、入浴をおこなう

〇指の間まできれいに洗う

角質の多いところを、軽石で擦ったりする洗い方は、NGです。

傷ができると、そこから感染する可能性があります。

石鹸でやさしく丁寧に洗います。

〇爪の伸ばしすぎない

 

乾燥させる

〇足を洗った後は、指の間までしっかりと拭きます。

すぐに靴下や靴をはかずに足を乾かします。

 

白癬菌が付着していても、乾燥と同時に、白癬菌は肌から
剥がれ落ちます。

 

家族内で水虫に罹っている人がいる場合は

〇家族内では、バスマットやスリッパなどを共有しないようにします。

〇家の床には、水虫に罹っている人の角質が剥がれ落ちて
いますから、こまめに足を洗いましょう。

 

出先では

〇家に帰ったら、すぐに足を洗いましょう。

 

靴や靴下も清潔に

水虫感染の予防には、足を清潔に保つことが必須ですが、
靴や靴下の衛生も欠かせません。

 

靴下は、一度履いたら必ず洗濯します。

 

ストッキングは、とても蒸れやすいので、可能であれば
綿の靴下を着用します。

 

靴は、出来るだけ通気性のよいものを選びます。

 

まとめ

デスクワークの人は、「通勤用の靴とデスクワーク用のサンダル」
という具合に、出来るだけ靴を履いている時間を短くします。

 

長時間、同じ靴を履いていないといけないときには、濡れ雑巾や
殺菌・抗菌効果のあるウェットティッシュなどで、靴の中を
小まめに拭きましょう。

 

毎日、同じ靴を履かず、「一日履けば次の日は乾かす」ようにし、
靴の中を乾燥させることがお勧めです。

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