抗インフルエンザ薬!イナビルやタミフル、リレンザの効果と副作用は?

p277 インフルエンザは、毎年冬に流行する代表的な感染症です。

インフルエンザウイルスは感染力が大変強く、ときには合併症を
引き起こして命とりになってしまうこともあります。

 

驚異的な感染力のインフルエンザですが、現在では
インフルエンザ治療や予防に適応する薬が開発されています。

 

今回は、抗インフルエンザ薬の効果と副作用についてご紹介します。

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抗インフルエンザ薬の種類

インフルエンザに効果的な薬といえば、

「タミフル」

「リレンザ」

「イナビル」

が挙げられます。

 

この他、「ラピアクタ」という注射薬もあります。

 

これらのお薬は、「インフルエンザA型」「インフルエンザB型」
ウイルス感染症の治療や予防に期待ができます。

※インフルエンザC型には効果がありません。

 

インフルエンザの原因菌であるインフルエンザウイルスは、
喉の粘膜に侵入して感染します。

このウイルスは、ノイラミニダーゼ(ウイルスが増殖するときに
必要な物質)という酵素をもっていて、細胞内で増殖し、次から
次へと他の細胞に感染を繰り広げます。

ウイルスの増殖は、たった1日で1つのウイルスから約100万個に
増殖するといわれています。

 

抗インフルエンザ薬は、感染細胞からインフルエンザウイルスが
遊離して他の細胞に感染・増殖を抑制することを目的に作られて
います。

 

抗インフルエンザ薬をインフルエンザ予防として服用する場合は、
服用期間のみ予防することができます。

既にインフルエンザに罹り、治療として抗インフルエンザ薬を
用いる場合は、感染後48時間以内に使用することが原則です。

インフルエンザウイルスに感染してから48時間以上経過した後に
服用した場合は、あまり期待ができません。

 

予防や治療の時期を見極めて、使用することが重要です。

 

タミフル

インフルエンザ感染後48時間以内に服用すると、感染の進行を
阻害することができます。

タミフルは、原則として5日間の服用期間が設けられています。

 

2~3日で症状が改善しても、服用を中止すると、再発する
危険性があるので、しっかりと服用することが重要です。

 

タミフルは、カプセルタイプの経口薬ですから、高齢者や
小児でも、水で簡単に服用することができるというメリットが
あります。

 

リレンザ

タミフルと同様、インフルエンザウイルスに感染してから、
48時間以内に服用すると効果的です。

原則として5日間の服用期間が設けられています。

 

吸入タイプのお薬で、気道に直接働きかけるので、吸入後
間もなくにしてウイルスの増殖を抑制し始めるという即効性に
優れています。

また、他のインフルエンザ薬に比べて、副作用の発現も比較的
低いといわれています。

 

ただ、吸入器を用いなければならないことや、気管支喘息などの
持病をもっている人が使用すると、気道を刺激することで、
かえって発作を誘発してしまうデメリットもあります。

 

イナビル

イナビルは2010年に承認された抗インフルエンザ新薬です。

パウダータイプのお薬(吸入薬)です。

 

インフルエンザウイルスに感染して48時間以内に使用すると
効果的です。

 

イナビルの最大の特徴は、1回吸入するだけで治療が
完結するということです。

1回の吸入で約5日間、作用が持続するといわれています。

 

ただ、リレンザと同様、吸入薬なので、気管支喘息などの
持病を持っている人が使用すると、発作を誘発してしまう
危険性があります。

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抗インフルエンザ薬の副作用

抗インフルエンザ薬を服用したからといって、必ず副作用が
現れるわけではありません。

副作用の発現には、個人差があります。

 

抗インフルエンザ薬の服用と異常行動に関するニュースを度々
耳にしますが、相互の関連については、特定の関係に
限られるものではないと考えられています。

 

ただ、異常行動の約80%は、睡眠時覚醒直後
起こっているため、服用中は、目を離さないよう
注意が促されています。

 

タミフルの副作用

〇動悸、息切れ、血圧低下、脈が速くなったり乱れる

〇嘔気、嘔吐、吐血

〇皮膚の発赤、蕁麻疹

〇口内炎、口の中の不快感、唇が腫れる

〇食欲不振、胸焼け

〇体温低下、震え、しびれ

〇頭痛

〇不眠

〇めまい、耳の痛み

〇尿量減少、血尿、血便、下痢、腹痛

〇白目が黄色くなる、ものが二重に見える

〇意識が朦朧とする、うわごとを言う

〇幻覚が見える、興奮するなど異常行動がみられる  

など

 

リレンザの副作用

〇下痢

〇嘔気、嘔吐、食欲不振

〇発疹、蕁麻疹

〇皮膚の痒み

〇唇や舌、手足のしびれ

〇手足の冷え、冷や汗、顔面蒼白

〇不眠

〇頭痛

〇動悸、息切れ

〇発熱

〇口中や喉の腫脹、口内炎、口乾、味覚障害

〇喘鳴、呼吸困難  

など

 

イナビルの副作用

〇下痢、腹痛、腹部膨満、食欲不振

〇嘔吐

〇蕁麻疹、発疹

〇口内炎

〇血圧低下、顔面蒼白

〇めまい

〇頭痛

〇冷や汗

〇気管支攣縮、呼吸困難  

など

 

抗インフルエンザ薬の保険について

インフルエンザを発症し、治療を目的に抗インフルエンザ薬を
用いる場合は、保険が適応されます。

 

しかし、予防を目的に抗インフルエンザ薬を用いる場合は、
自費(自己負担)です。

自費の場合は、各薬4,000円前後の負担となります。

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