手足口病の原因や症状と感染経路は?大人も感染するの?


手足口病の症状は?感染したらどうすればいいの?



「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜熱(プール熱)」と共に、夏風邪の代表といえる「手足口病」

手足口病は一般的に子どもの病気だと思われがちですが、大人でもかかる病気です。

また、症状も軽いと思われており、あまり深刻に考えていない方も多いですが、実際には油断できません。

たとえば、98年の台湾では手足口病で急性脳炎を併発した小児が78人亡くなるという出来事もありした。


今回は、この手足口病について原因や症状、そして治療法について紹介したいと思います。

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手足口病の症状は?

手足口病(Hand, foot and mouth disease)とは、エンテロウイルスのうち、コクサッキーウイルスの数タイプが引き起こす急性のウイルス感染症です。

幼稚園以下の幼児を中心に流行する病気ですが、まれに抵抗力の落ちた大人にも起こります。


病名の通り、手のひら、足の裏、口の中に中心が白くなった赤い発疹が出現します

季節は夏場が多く、冬場の感染はまれです。

ウイルスに感染した後、数日の潜伏期を経て、まず微熱と喉の痛みが表れます。

熱はまったく出ないこともあります。


それに続いて1~2日ほどのうちに、手のひら、足の裏、口のなかに、赤く腫れて盛り上がった水疱性丘疹ができます。

この他、膝の裏側など手足の比較的柔らかい皮膚にも水疱が出ることがあります。

症状は一週間以上持続し、その後自然治癒していきます。


近年の症例では、膝や脛(すね)、ほほなどが一面に赤く腫れるような広範囲の発疹になる傾向も見られます。

異なるタイプ種類のウイルス流行により、手足口病であっても以前とは症状が少し異なるようです。

多くの場合、感染から2週間以内に収まりますが、病原体ウイルスの種類によってはまれに重症化します。

エンテロウイルス71が原因である手足口病は、典型的な手足口病症状が出ないまま中枢神経炎症の合併症を起こすことがあります。

このため、亡くなった児童が世界で百数十名以上報告されています。

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手足口病の原因や感染経路は?

手足口病は、コクサッキーウイルスA16やエンテロウイルスの幾つかの種類のウイルスが原因です。

これらのウイルスが、飛沫感染または糞口感染によって感染が広がります。


幼児がかかりやすいのは、若いためにこの種のウイルスに対する免疫がなく、幼稚園など集団活動に参加している中で飛沫感染や汚れた手による経口感染をしてしまうからです。

大人が手足口病になりにくいのは、幼少期に知らぬ間にウイルス感染しており、すでに免疫ができているからだと考えられます。


しかし、疲労などで抵抗力が落ちている場合や、これまでに感染したことのないタイプのウイルスに感染した場合には大人でも発症します。

大人の場合に、水疱性丘疹がとても痛むという傾向があります。


一度手足口病になると、その時の原因のウイルスにだけ免疫ができます。

しかし、手足口病を引き起こすウイルスは多種類あるため、違うウイルスに感染するとまた手足口病になることがあります。


また、これらエンテロウイルスは、人間の口の中や腸の中で繁殖しやすいと言われています。

そのため、手足口病の症状がなくなっても、まだ体内にはウイルスが残っており、数週間ずっと大便の中にウイルスが混じっている可能性があります。

手足口病のかかりやすい時期・季節は?



託児所や幼稚園に通う年齢の子どもを中心に、春から増え始めて7月末が流行のピークです。

日本の春から学校の1学期で児童の集団活動が毎日続く時期に流行します。


7月末を過ぎると幼稚園や小学校が夏休みに入り、夏の盛りであるにもかかわらず学校内感染の機会が無くなるため、8月に入ると急に感染機会が減るのではないかと見られます。

冬場にも発症例はありますが非常に稀です。

手足口病の予防方法は?

この種のウイルス群が引き起こす感染症には予防ワクチンがなく、また特効薬もまだ開発されていません。

基本的には症状の軽い病気ですので、重篤化しないか注意して対処すれば、自然に治癒します。

現実にはほとんどすべての人が何度か知らぬ間に感染し、症状のないまま免疫を獲得し、治ってしまったと考えられます。


効果的な予防法としては、飛沫感染や糞口経路感染を防ぐため、手洗いの徹底、マスクをするなどの基本行動が大切です。

特に乳児が感染しないよう、赤ちゃんを世話する人のトイレ後の手洗い、マスク着用など衛生管理が重要になります。

手足口病の家庭で出来る診断方法は?

家庭では、以下の点をまず確認してください。

(1)熱があるかどうか。ただし手足口病の場合は、高熱を出さないか、熱を伴わないこともよくあります。

(2)手のひら、足の裏、口の中などに赤くて中心が白くなっている水疱性の丘疹が出来ているかを確認します。

(3)子どもの手足口病の場合、まれに手足の爪が桜色のマニキュアを塗ったように、不自然に白っぽくなることもあります。

医者の基準は、2~5㎜程度の水疱としています。

日本の臨床例によれば、近年では患者の手の甲、脛(すね)、踵(かかと)、肛門の周り、唇の裏などにも発疹があらわれる傾向があるそうです。

そのため、手のひらなどでなくとも手足口病の疑いがあります。


また、この水疱は、カサブタにならないで消えていくことも手足口病の特徴です。

カサブタになる場合は違う病気が考えられますのでご注意ください。


大人の手足口病の場合は相当の痛みを訴えます。

痛みがひどい場合は我慢せず、早急に病院で診察を受けましょう。

手足口病の家庭で出来る治療方法は?

手足口病を発症してしまった場合は、熱や痛みなどに対して対応します。

熱のある場合は、一般の子どもの発熱に対処方法で熱をさまします。

高熱になった場合は自己判断せず、すぐにお医者さんの診察を受けるべきです。


一時的な対処としては、首回り、腋の下、股の付け根などを、小さな保冷剤を包んだ手ぬぐいを当てるなどして冷やします。

丘疹はかぶれや虫さされと違うので、皮膚科のステロイド薬などを塗っても効果はありません。

痛みを抑えるために抗ヒスタミン軟膏を塗ることはあります。


この病気の原因はウイルスであり、細菌ではないため、抗生物質を飲んでも効果はありません。

解熱剤については必要に応じて使うことが出来ます。

手足口病にかかったら、登園、登校、出社はいつから?

手足口病は数日で熱が収まり、二週間以内に体にできた丘疹も良くなっていきますので、自然治癒した後、当人の体調が良いならば登校できるようになります。

ただし、予後も便の中にウイルスが数週間は出ていますので、家族が感染しないように徹底した手洗いが必要です。


手足口病は実は特別な病気ではなく、誰でも感染する可能性の高い、ありふれた感染症です。

しっかり休んで体力を回復させてから復帰しましょう。

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まとめ

いかがでしたか?

今回は、手足口病の症状や原因、治療法についてご紹介しました。


基本的には、手足口病をはじめとして感染症については予防が大切です。

また、かかってしまった場合は特効薬がないため、自然治癒を待たなければなりません。


免疫力を高める食事、脱水症状にならないように十分な水分補給を心がけましょう。

少しでも様子がおかしいと感じたら、病院で受診するようにしましょうね。


最後までありがとうございました。

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