子宮頸がんのステージ別チェック!症状と治療方法は?

61e76f6140d736a1dccce98582b2b4f0_m 子宮頚がんの治療方法は、

ステージ、

症状

癌の進行状態

によっても異なります。

 

今回は、子宮頸がんの治療方法をステージ分類別の内容について
紹介します。

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ステージ分類別の治療

症状癌の進行状態治療方法
0期・自覚症状は全くない。
・稀に性交時に出血がある
・癌が上皮細胞だけに留まっている。
・「上皮内がん」と呼ばれる。
・転移の可能性はない。
・子宮全摘術
・レーザー療法
・円錐切除術
1a期・ピンク色や茶褐色のおりものが増える。
・性交時に出血がある。
・癌は子宮頸部内に留まっているが、上皮の下の組織に湿潤し始める。
・湿潤の深さが3mm以内で、縦軸方向の広がりが7mm以内
・子宮全摘術
・準広汎子宮全摘術
・円錐切除術
1b期・ピンク色や茶褐色のおりものが増える。
・性交時に出血がある。
・癌は子宮頸部内に留まっているが、上皮の下の組織に湿潤し始める。

・湿潤の深さが5mm以内で、縦軸方向の広がりが7mm以内
・広汎子宮全摘術+リンパ節郭清 術
・放射線療法
2期・ピンク色や茶褐色のおりものが増える。
・性交時に出血がある。
・癌が子宮頸部とその周囲組織に湿潤し始める。
※骨盤や膣壁の下3分の1には達していない状態。
・子宮全摘出術+周囲の組織やリンパ節、膣を切除する。
・放射線療法
3期・子宮全摘出術+周囲の組織やリンパ節、膣を切除する。
・放射線療法
・癌が子宮外口に進行し、骨盤壁まで達している。
・癌が膣壁下3分の1まで湿潤している。
・手術はできない状態
・放射線治療
・抗がん剤治療
4期・血便や血尿がでる。
・便が出にくくなる。
・排尿痛がある
・癌が膀胱や直腸に湿潤する。
・癌が骨や肝臓、肺などに転移している。
・手術は出来ない状態
・延命を目的にした治療をおこなう。
局所的に放射線治療をおこないながら、抗がん剤治療をおこなう。

※0期から1a期までが初期の癌です。

 

治癒・5年生存率

子宮頸がん 0期

子宮全摘出術を受ければ、ほぼ100%です。

レーザー療法や円錐切除術を受ければ、95%の
治癒・生存率です。

5%程度の割合で再発します。

 

子宮頸がん 1期

1a期はほぼ100%、1b期は約95%です。

 

子宮頸がん 2期

手術または放射線治療を受けると、5年生存率は約76%です。

 

子宮頸がん 3期

5年生存率が50%に下がります。

 

子宮頸がん 4期

5年生存率が29%に下がります。

 

子宮頸がん治療

〇子宮全摘出術(単純子宮全摘出術)

子宮をすべて摘出します。

癌の湿潤が浅く留まっている子宮頸がんの0期や1a期の治療に
用いられます。

再発の危険性がありません。

 

〇円錐切除術

子宮頸部の入り口を円錐状に切除する手術です。

子宮頸がんの0期の治療に用いられます。

子宮頸がん1a期でも、状態に応じて円錐切除術が

おこなわれることがあります。

 

この方法は、子宮を残すことができるため、妊娠が可能ですが、内子宮口を傷めてしまうことがあるため、「早産」のリスクを 高めます。

 

〇レーザー療法

レーザー光線で、がん組織の部分を焼きとる手術です。

子宮頸がんの0期の治療に用いられます。

子宮を残すことができるので、妊娠可能です。

早産のリスクもないため、妊娠を望む人には最適な治療です。

 

〇準広汎子宮全摘出術

準広汎子宮全摘術は、子宮のすべてと膣壁の一部を摘出する
手術です。

準広汎子宮全摘術は1a期の治療に用いられます。

 

〇広汎子宮全摘出術とリンパ節郭清術

広汎子宮全摘術は、子宮のすべてと、その周囲の組織や靭帯、
膣の一部を摘出する手術です。

リンパ節郭清術は、リンパ節を切除する手術です。

1b期と2a期では、広汎子宮全摘術とリンパ節郭清術を
同時におこないます。

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〇放射線療法

放射線を照射して、がん細胞を殺します。

 

外照射(からだの外から下腹部を照射する)



膣内照射(膣から放射線を入れてがんに直接照射する)

があり、これらを組み合わせて治療をおこないます。

 

放射線療法は、子宮頸がんに効果的な治療です。

 

〇化学療法

抗がん剤を用いる療法です。

化学療法でがんを縮小させてから手術をおこなったり、
放射線療法と組み合わせて治療します。

 

○腹腔鏡下広汎子宮全摘術

小さな穴をいくつかあけて、そこから腹腔鏡を挿入し、モニターを
みながら、リンパ節郭清、子宮、子宮の周囲の組織を切除します。

子宮は膣から取り出します。

開腹手術に比べてからだにかかる負担が抑えられます。

※健康保険適用外

 

○ダ・ヴィンチ手術

腹腔鏡下手術に手術支援ロボットを使う手術です。

腹部に小さな穴をあけて、そこから腹腔鏡と手術をおこなう
アームを挿入し、医師が遠隔操作の装置を動かし、ロボットが
手術します。

出血やからだへの負担は最小限に抑えられ、術後の痛みも少なく、
短い期間で回復します。

※健康保険適用外

 

治療における副作用

放射線療法や化学療法は、副作用を伴います。

〇放射線療法の副作用

食欲減退、吐き気、頻尿、血尿、下痢、血便などの
副作用がみられます。

白血球や血小板が減少し骨髄障害を発症することがあります。

 

〇化学療法の副作用

はげしい吐き気や嘔吐にみまわれます。

白血球や血小板が減少、貧血が起こります。

脱毛することもあります。

 

治療における後遺症

子宮全摘術や準広汎子宮全摘術を受けた場合は、
月経がなくなりますが、後遺症はありません。

広汎子宮全摘術やリンパ節郭清術は、子宮すべての摘出と
骨盤内を広範囲に切除するため、便秘や排尿障害を起こす
ことがあります。

また、リンパ節を取り除くことによって、足や外陰部に
リンパ浮腫が起こります。

 

治療後の注意

治療後は、定期的に受診し、経過観察をしっかりとおこなうことが
重要です。

最低でも、再発率の高い5年間は、注意が必要です。

 

手術費用について

円錐切除術 4~5万円

子宮全摘出術 25~30万円

準広汎子宮全摘術 または 広汎子宮全摘術 50~60万円

※上記は3割負担の場合の金額です。

他の疾患を併発していたりすると、金額が変動します。

 

高額療養費制度

高額療養費制度とは、1ヶ月に支払った医療費が一定額を
超過した場合に、超過した金額を返還してくれる制度です。

自己負担額の上限金額は、年齢や所得によって異なりますが、
一般所得者は、1ヶ月の自己負担額が81,000円です。

 

手術などの治療をおこなうときには、前もって

「限度額適用認定証」

を発行してもらっておくと高額の治療費を支払わなくても、
自己負担額の上限だけを支払えばOKです。

 

まとめ

治療には、ご自身が加入している保険の適用も調べておくと
良いです。

保険によって、対象となる治療方法も違ってくるケースが
ありますので、注意してください。

高額医療費制度については、お近くの役所でお尋ねいただくと、
詳しい説明が受けられます。

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