子供の頭痛や首の痛みの症状は髄膜炎?原因と治療や検査について!

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子供が病気にかかった時、くしゃみや咳など症状が表面にあらわれる場合には親にも病状が伝わりやすいですね。

しかし、症状が表面に現れない頭痛や首の痛みなどは、子供の言葉から親が察するしかありません。

 

子供が「頭が痛い」「首が痛い」と訴えた時、風邪かな?寝違えたのかな?とまず最初に考えますが、他にも同じ症状が現れる病気があります。

頭痛や首の痛みの症状が現れる病気の一つに「髄膜炎」と言う病気があるのはご存知でしょうか?

 

「髄膜炎」の初期症状は風邪と症状が似ているため、医師でも判断が難しいと言われています。

症状を上手く伝えることができない子供は、なおのこと判断が難しくなりますね。

大きな流行がある病気ではないので、自分の身近では起きないだろうと思われがちですが、実は意外と身近にもかかっている人がいる病気です。

無駄な心配はすることはありませんが、髄膜炎のことを理解して子供が「頭が痛い」「首が痛い」と訴えた時に対処できるようにしておきましょう。

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髄膜炎とはどんな病気?

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髄膜炎は脳と脊髄を包む髄膜という膜に、ウイルスや細菌が入り炎症を起こす病気です。

髄膜炎とひとくくりにされていますが、髄膜炎は細菌が引き起こす「細菌性髄膜炎」と、ウイルスが引き起こす「無菌性髄膜炎」に分類されます。

細菌性髄膜炎は、死に至ることもある怖い病気です。

よく耳にする髄膜炎は「無菌性髄膜炎」が多いかもしれませんね。

 

髄膜炎の症状

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初期症状は風邪の症状と似ているとされている髄膜炎ですが、他にはどのように症状があらわれるのでしょうか?

無菌性髄膜炎と細菌性髄膜炎に分けて、それぞれの症状をみてみましょう。

 

■無菌性髄膜炎の症状

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無菌性髄膜炎の症状には3大症状と言われているものがあります。

その症状には、

・「発熱」

・「頭痛」

・「嘔吐」

があげられます。

 

この3大症状は、風邪にも見られる症状ばかりですが、頭痛と嘔吐が現れた時には「髄膜炎」の可能性があるかもしれないことを頭に入れておきましょう。

3大症状の他に現れる症状には特徴があり、首の後ろ(うなじの部分)が硬くなって首を曲げにくくなります。

けいれんや意識の低下が見られる場合がありますが、この場合には脳炎の可能性もでてきます。

 

実は、私自身と甥が「無菌性髄膜炎」を起こしたことがありますが、無菌性髄膜炎にみられる頭痛はかなり強い痛みがあります。

私自身は、吐き気はありませんでしたが「発熱」と床から起き上がれないほどの強い頭痛が長く続き、歩きづらくなりました。

 

甥は幼児の頃にかかりましたが、小さい子供ですとやはり表現が上手くできないことが多いですね。

甥は嘔吐まではいかなかったのですが、吐き気があったようなのです。

しかし「気持ちが悪い」とは言わず「おへその上が痛い」と言う表現をしました。

なので診断がつくまでに時間がかかってしまって、本人も家族も大変な思いをしました。

子供が訴えたことから、いろいろな可能性をみつけようと思いますがそう簡単にはいかないようです。

 

■細菌性髄膜炎の症状

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細菌性髄膜炎は乳幼児がかかりやすいとされていますが、はっきり判断できる特徴のある症状はみられません。

症状としては、

・急な発熱

・嘔吐

・意識がもうろうとしている

乳児ですと、

・泣き止まない

・ミルクを飲まない

などの症状が現れます。

 

細菌性髄膜炎は、治療が遅れると死に至ることや重篤な後遺症を残す危険性があるこわい病気です。

なにかおかしいと感じたらすぐに病院を受診し、細かく子供の症状を医師に伝えましょう。

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髄膜炎の原因

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無菌性髄膜炎と細菌性髄膜炎ですが、それぞれ原因が少し異なります。

それぞれの髄膜炎を引き起こす原因をみてみましょう。

 

■無菌性髄膜炎の原因

無菌性髄膜炎を起こるのは、夏風邪(手足口病やヘルパンギーナ)の原因と言われているエンテロウイルス属の「エコーウイルス」「コクサッキーウイルス」や、おたふく風邪の原因となる「ムンプスウイルス」が多くの原因となっています。

これらのウイルスに感染し腸の管で増えたウイルスが血液に入り、髄膜に侵入してしまうと髄膜炎が起こります。

 

■細菌性髄膜炎の原因

乳幼児がかかりやすい細菌性髄膜炎の原因は、ヒブ「インフルエンザ菌b型:Hib」「肺炎球菌」「B群レンサ球菌」「大腸菌」「リステリア菌」です。

原因菌の中で、一番かかる人が多いとされているのがヒブ(インフルエンザ菌b型)です。

次に肺炎球菌、この2つについでB群レンサ球菌、大腸菌、リステリア菌となっています。

「B群連鎖球菌」「大腸菌」「リステリア菌」は、新生児が出産の時に産道でに感染すると言われています。

 

髄膜炎の検査

髄膜炎の疑いがある場合、髄膜炎であるかどうかの判断と病原体を特定するために腰に針を刺し髄液を採る「腰椎穿刺」という髄液検査をします。

髄液検査は局所麻酔をして行いますが、痛みを感じる人もいます。(痛みの感じ方は人によってさまざまです)

髄液を採取して髄膜炎かどうか、髄膜炎がウイルス性か細菌性かも判断します。

もし細菌性髄膜炎だった場合は、髄液を培養して髄膜炎を起こしている細菌を特定します。

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髄膜炎の治療

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髄膜炎と診断が出たら治療を始めますが、「無菌性髄膜炎」か「細菌性髄膜炎」かで治療方法が異なります。

無菌性髄膜炎と細菌性髄膜炎、それぞれに分けて治療方法をまとめます。

 

■無菌性髄膜炎の治療

無菌性髄膜炎の治療はウイルスに効く薬はないため、これといった治療方法がありません。

ただし、熱や頭痛、嘔吐などに対して解熱剤や鎮痛剤、点滴などの対処療法を行います。

症状が軽い方は外来治療となりますが、髄膜炎は強い頭痛などの症状が続くので入院が必要となる方が多くなります。

実際に入院治療した私は、熱を下げるためと痛みを取るための解熱鎮痛剤(座薬)と頭痛が酷く起き上がれなかったために食事が採れず点滴の治療を入院して受けました。

熱は1週間ほどで下がりましたが、頭痛はなかなか治まらず3週間ほど入院した記憶があります。

 

■細菌性髄膜炎の治療

無菌性髄膜炎とは対照的に適切に早い段階での治療が必要となるのが細菌性髄膜炎です。

細菌性髄膜炎は抗生剤での治療をしますが、治療が遅れると死に至ることや重篤な後遺症を残す危険性があります。

早い段階での治療をするためには、子供の体調の変化や様子、子供の訴えを逃さないようにして、そのことを医師に正確に伝えることが重要になりますね。

早い段階での治療が必要なのに、早い段階で診断がつきにくく、命にかかわることもあって重い障害が残るかもしれない。

 

細菌性髄膜炎は、こわい病気です。

しかし、現在では細菌性髄膜炎の原因とされているヒブ「インフルエンザ菌b型:Hib」「肺炎球菌」予防接種があります。

「ヒブ」「小児用肺炎球菌」の予防接種は、定期接種となっていてどちらも生後2カ月から接種することができます。

予防接種を受けて細菌性髄膜炎から子供を守りましょう。

 

まとめ

自分と甥がかかったのは「無菌性髄膜炎」でしたが、何週間かの入院を要する病気でした。

かかる前までは、髄膜炎のことをまるで分かっていませんでしたので、医師に「無菌性」「細菌性」と言われてもピンときませんでしたが、細菌性髄膜炎はこわい病気なのだとあらためて分かりました。

でも、以前にはなかった予防接種が、今の子供たちにはあります。

病気のこわさを理解して、予防接種は必ず受けたいですね。

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