子供の激しい頭痛は髄膜炎の症状?後遺症や治療法

子供が急に頭痛に!

苦しんでいる我が子を見る親は、心配で気が気でないでしょう。

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子供が頭痛を訴えるときに考えられる病気は色々あります。

咳や喉の痛み、鼻水、発熱などに伴って頭痛が起きるときには、風邪症候群扁桃腺などが疑われます。

風邪症候群や扁桃腺などの場合に起こる頭痛は、それほど心配はありません。

 

ところが、激しい頭痛に発熱や嘔吐を伴い、ときにはひきつけを起こしてしまうことがあります。

この症状は、「髄膜炎」の疑いがあります。

髄膜炎の場合、緊急に治療が必要です。

治療が遅れると、後遺症が残ってしまうこともあります。

頭が痛い!という子供の訴えを風邪程度に安易に判断してしまうことは危険です。

 

今回は、子供の髄膜炎の原因や症状、治療などについて詳しく説明します。

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髄膜炎の原因は?

髄膜炎は、ウイルスや細菌、真菌などの病原体が、脳脊髄膜に感染することで発症します。

髄膜炎には無菌性髄膜炎(ウイルス性髄膜炎)細菌性髄膜炎結核性髄膜炎真菌性髄膜炎などがあります。

子供の場合は、無菌性髄膜炎細菌性髄膜炎が大半を占めています。

 

無菌性髄膜炎の原因は、大半がウイルスです。

エンテロウイルス属ムンプスウイルスなどがあげられます。

中でもエンテロウイルス属が最も多く占めています。

 

細菌性髄膜炎の場合、肺炎や心内膜炎、中耳炎、副鼻腔炎などの病気が発症しているときに細菌が髄膜に感染して起こります。

 

髄膜炎の症状は?

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髄膜炎を発症する原因となる病原体によって多少の違いはありますが、一般的には「激しい頭痛」「発熱」「嘔吐」です。

突然、発熱と頭痛が発生し、嘔吐が繰り返されます。

 

無菌性髄膜炎の場合は、風邪に似た症状に引き続いて、髄膜炎の症状が起こることが多いようです。

脳膜の炎症が徐々に拡がっていくと、頭痛とともに、後頭部から頸部にかけて首が強く突っ張ってしまいます(項部強直)。

 

さらに炎症が拡がると、意識が薄れたり、昏睡など意識障害、手足の痙攣や麻痺が見られるようになります。

この場合、髄膜炎から「脳炎」へ移行が疑われます。

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髄膜炎の検査法は?

髄膜炎が疑われたときには、腰部に針を刺し、脳脊髄液を採取(腰椎穿刺)して原因となる病原体を調べます。

症状が軽い場合は、症状から判断して診断を下し、腰椎穿刺を実施しないこともあります。

また、症状が重く緊急を要する場合は、検査結果を待たずに、薬剤治療が施されることもあります。

 

細菌性髄膜炎の場合は、透明であるべき髄液が濁っています。

重症化していると、粘々の膿が採取されることがあるそうです。


髄膜炎の治療法は?

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髄膜炎と診断されると、感染した病原体に応じた薬剤治療がおこなわれます。

無菌性、細菌性を問わず、入院治療が必要となります。

 

無菌性髄膜炎の場合、ウイルスに対する特効薬がないので、主として対症療法がおこなわれます。

症状が激しい場合は鎮痛剤や解熱剤が投与され、脱水症状が心配されるときには点滴治療が施されます。

適切な治療を施せば、1週間から2週間ほどで回復します。

 

細菌性髄膜炎の場合、細菌に適した抗生物質が投与されます。

抗生物質はかなりの期待ができますが、抗生物質に耐性をもつ菌が増加しているため、効果がでにくい場合もあります。

また、発見が遅く、治療の開始が遅れてしまうと治りにくく、ときには命をおとしてしまうこともあります。

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髄膜炎の後遺症は?

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無菌性髄膜炎の場合、後遺症を残すことは殆どありません。

しかし、流行性耳下腺炎(おたふく風邪)による無菌性髄膜炎のときには、「難聴」を伴うことがあるので注意しましょう。

 

細菌性髄膜炎は無菌性髄膜炎とは違い、脳や神経の麻痺によって知能障害や発達の遅れ、難聴などを残してしまうことがあります。


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まとめ

髄膜炎は早期発見・早期治療が必要です。

「頭が痛い」とお子様が訴えたときには、状態をしっかりと観察してください。

・元気があり、食欲も旺盛で、顔色がよければ、少し様子をみます。

・安静にして熱を測りましょう。

・頭痛以外に、嘔吐やひきつけ、発熱、意識が薄れる

などの症状がみられたら、早急に医療機関で受診してくだい。

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