妊婦がインフルエンザに感染!タミフルやリレンザは飲んでもいいの?

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毎年、冬になると、ウイルスや細菌が原因で、様々な感染症が流行します。

中でも、インフルエンザは代表格です。

 

ご存知の通り、インフルエンザは、飛沫感染接触感染によって人から人へと感染を拡げます。

感染してしまうと、突然にして高熱と悪寒に襲われます。

咳や鼻水、頭痛や喉の痛み、関節痛や疲労感などの症状を伴うことも多々あります。

免疫力の高い人は自然治癒することも不可能ではありません。

 

しかし、インフルエンザは、重症化してインフルエンザ脳症や脳炎を合併することがあります。

重症化しやすいのは、抵抗力の無い高齢者や乳幼児だけではありません。

「妊婦さん」も注意が必要なのです。

 

妊娠中にインフルエンザに感染すると、妊娠していない人に比べて何倍も「重症化」しやすいといわれています。

インフルエンザには、発症後48時間以内に服用すれば有効とされる抗インフルエンザ薬(タミフルやリレンザ)があります。

 

しかし、妊娠中に薬を服用することは、誰でも戸惑ってしまいますね。

「薬」と言われただけで、お腹の赤ちゃんへの影響が心配になります。

 

今回は、そのような妊婦さんのために、お薬の服用について気になるポイントをまとめてみました。

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妊娠中のインフルエンザ感染 母体は?

前述通り、妊婦さんがインフルエンザに感染した場合、妊娠していない女性に比べて、重症化する確率が何倍も高くなります。

特に28週以降になると、重症化が一層厳しくなるそうです。

 

インフルエンザを重症化させないためには、早急の治療が必要です。

「何らかの症状が現れたとき」

「家族がインフルエンザに感染したとき」

上記の症状が現れたら、迷わず受診し、治療または予防治療を受けましょう。

 

妊娠中のインフルエンザ感染 胎児は?

妊婦さん(母体)がインフルエンザに感染しても、へその緒を介して胎児に感染することはありません

母体が39℃前後の高熱を出しても、胎児には影響しません。

 

子宮内の温度は常に39℃前後に保たれていますから、熱によって羊水の温度が上がることはないのです。

また、頻繁にひどく咳き込み、お腹がいきんでも、流産や早産を誘発することはありません。

 

このように、母体から胎児へインフルエンザが感染したり、熱や咳によって胎児に影響を及ぼすことはないので、安心してください。

ただ、赤ちゃんは生まれてしまえば感染の危険にさらされてしまいますから、分娩直前の感染には十分な注意が必要です。

 

妊娠中インフルエンザに感染したときは何科で受診?

インフルエンザ感染が疑われたときには、通院している産婦人科、または内科で受診しましょう。

受診時には、他の妊婦さんや患者さんに感染しないよう、前もって医療機関に電話をし、感染の可能性があることを伝えましょう。

マスクの着用も忘れないでくださいね。

 

妊娠中のインフルエンザ治療や投薬は?

感染が確認され、発症から48時間以内であれば、一般的にはタミフルリレンザなど抗インフルエンザ薬が処方されます。

 

「妊娠中に薬の投与?」と不安になってしまいますが、妊婦さんの場合、「重症化」を防ぐことが第一です。

日本産婦人科学会は、妊婦さんに対して、「早期の予防や治療に抗インフルエンザ薬の服用」を勧めています。

 

お薬が処方されるときには、医師からお薬についての説明があります。

不安を感じたときには、気を遣わずに医師に相談してみましょう。

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抗インフルエンザ薬はどれくらいの期間服用するの?

抗インフルエンザ薬には、代表的なタミフルの他に、吸入薬のリレンザとイナビル、点滴薬のラピアクタがあります。

その中で、妊婦さんに処方されるのは、タミフルリレンザになります。

 

タミフルとリレンザの服用期間は、

タミフル(経口薬)の場合、1日2回5日間服用します。

リレンザ(吸入薬)の場合、1日2回5日間吸入します。

 

ただし、インフルエンザウィルスは増殖が早く、自らの抗体を変化させていくので、『熱はないからもう飲まなくてもいいや』と服用をやめてしまうと、またウィルスが増えてしまいますので注意しましょう。

 

抗インフルエンザ薬による胎児への影響は?

タミフルやリレンザは、販売されてから十数年経っていますが、今のところ問題になるような報告はないそうです。

妊娠初期・中期・後期のいずれの時期に服用しても、胎児に異常が起こったり、流産や早産につながることはないということです。

 

特にリレンザは吸入で使用するため、妊婦さんの血中に移行する量も非常に少ないため、胎児に重大な影響を及ぼす可能性はないと考えられています。

 

家族がインフルエンザに感染したときには?

家族の一人がインフルエンザに感染すると、家族内で感染が拡がりやすくなってしまいます。

特に、感染者が小さなお子さんの場合は看護しなければならないため、感染の確率が一気に高まりますね。

 

そのようなときには、「感染予防」が必須です。

妊婦さんの場合、予防治療の相談に医療機関へ行かれることをお勧めします。

 

医療機関では、感染予防のために、タミフルやリレンザが処方されます。

感染していないのに薬を服用することには抵抗があるかもしれません。

しかし、「インフルエンザ感染を予防する」手段としては適した方法です。

感染すると重症化しやすいというリスクを背負うより、予防して感染しないことのほうが安全ではないでしょうか?

 

予防として抗インフルエンザ薬をどれくらいの期間服用するの?

タミフルとリレンザの予防薬としての服用期間は、

タミフル(経口薬)の場合は1日1回10日間服用します。

リレンザ(吸入薬)の場合は1日1回10日間吸入します。

これらの薬を服用している期間のみ、感染をほぼ予防することができます。

 

妊婦さんのインフルエンザワクチン接種の安全性は?

妊婦さんには、インフルエンザワクチンの接種が推奨されています。

インフルエンザワクチンの安全性や有効性については、証明済みです。

 

但し、卵アレルギーのある妊婦さんは、アナフィラキシーショックを引き起こす危険性があるので、接種は勧められていません。

 

まとめ

妊娠すると、心身ともにデリケートになって、ちょっとしたことでも神経質に考えてしまいます。

そのようなときに、インフルエンザに感染したり、お薬が処方されると、不安や心配ばかりが膨らんでしまいますね。

でも、医師との信頼関係があれば、その不安も軽くなるはずです。

感染で消耗してしまった体力を早く取り戻して、分娩に備えましょう。

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