大人も感染するりんご病!その症状とは?妊婦が注意すべき合併症!


りんご病ってどんな病気?大人も感染するの?




・・・って気になりますよね?


「りんご病」は、頬がまるでりんごのように赤くなることからその名を付けられました。

正式には、「伝染性紅斑」と呼ばれる感染症です。


りんご病は、子どもが発症する病気と思われがちですが、実は大人も感染することがあります。

大人の場合、その症状は子どもと比較して重症化することがあるので注意が必要です。

特に妊婦の方は注意が必要と言われており、予防が非常に重要になります。


今回はこの「りんご病」について、症状の特徴や家庭で出来る診断、治療などをご紹介します。


伝染性紅斑(りんご病)とは?原因は?

伝染性紅斑は、両頬がりんごのように赤くなる感染症です。

その赤くなる症状から、「りんご病」とも呼ばれています。

りんご病(伝染性紅斑)は、「5類感染症定点把握疾患」に定められています。


りんご病の原因は、ヒトパルボウイルスB19型です。

このウイルスは、パルボウイルス科パルボウイルス亜科エリスロウイルス属に属します。

受容体は赤血球膜表面に存在するP抗原で、P抗原保有細胞や赤芽球先駆細胞に感染して増殖します。

一度ウイルスに感染すると、IgG抗体を獲得し終生免疫となりますから、再び感染することはないといわれています。


感染患者を年齢別にみると、5~9歳までの小児期の発症が最も多く、次いで0~4歳までに発症がみられます。

多くは小児期に感染しますが、小児期に感染していない大人は感染する可能性があります。


りんご病は、おおよそですが、5年ごとに流行しています。

1年を通してみると、年始から7月上旬にかけて症例数が増加します。

特に春から初夏にかけて最も増加し、9月になると発症率が極端に低下します。

また、地域や性別に関係なく流行します。

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りんご病の感染期間と感染経路

ヒトパルボウイルスB19型の主な感染経路は、咳やくしゃみなどによる飛沫感染です。

ときには、ウイルスが皮膚や粘膜に直接接触し感染することもあります(接触感染)。


りんご病のウイルスが身体に侵入してから排除できるまで、約1ヶ月の期間を有します。

りんご病の潜伏期間は7~16日で、潜伏期間後は約1週間は無症状です。

そのため、この期間中に判断するのは非常に困難です。


発疹などの発症期間は数日間続きます。

潜伏期間後、無症状な期間が約1週間続きますが、人によっては発熱や筋肉痛、倦怠感などの症状が現れることもあります。


りんご病の出席停止期間ですが、発疹がでたときにはすでに感染力がほとんど消失しています。

そのため、発疹以外の健康状態が良好であれば、登園や登校が認められています。

りんご病に感染した場合の症状




りんご病の症状としては、両頬に紅斑ができるのが特徴です。

明くる日には手足や胴にも発疹が広がり、瞬く間にそれらの発疹がくっついてレース状になります。

発疹などの症状が出る前には、微熱が出たりからだがだるくなったりと風邪に似た症状が現れることもあります。


【りんご病の症状その1】左右の両頬に現れる紅斑

りんご病に感染した場合、最もわかりやすい特徴は、両方の頬に紅班が現れることです。

この症状がりんご病と呼ばれる所以なわけですが、必ず両方の頬に症状が現れます。

そのため、りんご病はある程度早期に発見することができる可能性があります。

【りんご病の症状その2】発疹の発症箇所と形状

りんご病は、まず両方の頬に紅斑が現れます。

その後、手や腕、お腹、太もも、おしりにも発疹が広がっていきます。

この発疹が広がり、レース状になることがりんご病の特徴的な症状と言われています。


頬の紅斑である程度りんご病の判断が可能ですが、普段から頬が赤い子供の場合は見逃してしまう可能性があります。

その場合は、このレース状に広がった紅斑で判断しましょう。

【りんご病の症状その3】発疹前の風邪に似た症状

りんご病に感染すると、発疹などの症状が出る前に風邪によく似た症状が現れる場合があります。

周囲にりんご病に感染した子供がいる場合、この風邪の症状が見受けられたら疑った方がいいかもしれません。

症状としては、微熱や倦怠感などの自覚症状が現れます。

また、咳や鼻水、鼻づまりなどの症状も現れる場合があります。

子供の場合は、うまく症状を伝えられない可能性もありますので、親が注意してみてあげる必要があります。

りんご病の自然治癒と合併症

りんご病は、基本的には発症してから通常4~5日で自然治癒します。

しかし、ごく稀に重症化し、合併症を引き起こすことがあります。


リンゴ病の合併症には

「無菌性髄膜炎」

「血小板減少性紫斑病」

「胎児水腫」

などがあげられます。

無菌性髄膜炎

無菌性髄膜炎は、その名の通り細菌が原因ではない髄膜炎のこと言います。

症状としては、発熱や筋肉痛、発疹、嘔吐など、ひどい風邪のような状態になります。

また、激しい頭痛や首の硬直など特徴的な症状もあります。

基本的に、無菌性髄膜炎は細菌性髄膜炎と比較すると後遺症を引き起こす可能性は低いとされています。

血小板減少性紫斑病

聞きなれない病気かもしれませんが、毎年1000人~2000人程度の方が発症している病気です。

症状としては、鼻や歯茎、皮膚などから出血したり、血便、血尿などの症状を引き起こす場合があります。

子供が発症しやすく、大人がかかることはめったにありません。

また、ステロイド治療などにより、症状を緩和させることができます。

胎児水腫

胎児水腫は、妊婦の方がりんご病に感染した場合に発症する可能性があります。

妊娠中期の場合は、胎児が重症の貧血になり胎児水腫を引き起こし、多くの場合は命にかかわります。


胎児水腫は、胎児がむくんだ状態になってしまい、お腹や胸などに液体が溜まってしまいます。

胎児水腫になった赤ちゃんは、心不全を引き起こす可能性が高くなり、非常に危険な状態になります。


また、妊婦さんが感染すると、ウイルスは胎盤を通過し胎児の赤血球を破壊します。

その結果、妊娠初期の場合は流産する可能性が高くなります。

妊娠中に気になる症状があれば、速やかに医師に相談してください。


これらの疾病は死を伴うこともあるので、入院治療が必要になります。

特にりんご病に感染したことのない妊婦さんは、りんご病を侮らず、感染予防を心がけましょう。

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りんご病の予防方法

現在のところ、りんご病の原因であるヒトパルボウイルスB19型に対応するワクチンがありません。

そのため、感染している人との接触を極力減らすことが大切です。

ただ、感染力が強いときは症状に現れていないので、予防することは難しいことかもしれません。

しかし、ヒトパルボウイルウスの感染経路は飛沫感染や接触感染なので、マスクの使用や手洗いが有効な防御策といえるでしょう。


ウイルスが原因の感染症の場合、基本的にはうがいや手洗いが非常に効果的な予防法になります。

また、外出の際はマスクなどを付けて出かけられることをおすすめします。


家庭でできるりんご病の診断方法

りんご病は、頬に紅斑、次いで手足にレース様の紅斑が出現するのが特徴です。

発症前には、微熱や咳、鼻水、倦怠感など風邪に似た症状を伴うことがあります。

そのため、「風邪かな?」と思っていても、発疹が出てきた場合はりんご病の可能性が高くなります。


まず周りにりんご病に感染している人はいないか?

いた場合は、風邪の症状があればりんご病を疑いましょう。


周りにりんご病に感染している人がいない場合は、紅斑の症状がでるまではわからないかもしれません。

しかし、紅斑の症状が出ればほぼ確実にりんご病に感染していますので、病院で受診しましょう。


家庭でできるりんご病の治療方法

りんご病は、基本的に自然治癒によって治ります。

しかし、できるだけ早く治したいとおもいますよね?

そこで、家庭でできるりんご病の治療方法をご紹介します。

是非参考にしてくださいね。


〇通常と変わらない生活をしてかまいません。

〇食事の制限はありません。

ただ、注意事項としては、入浴、日光、運動などがあげられます。

〇入浴はOKです。

ただし、あまり熱いお湯に浸かると、赤みが長引いたり、痒みが強くなったりする可能性がありますから、短時間で切り上げましょう。

〇軽い運動は問題ありません。

ただし、身体が熱くなったり、汗をかいたりした場合、赤みや痒みが強くなったりしますから、激しい運動は控えましょう。

〇気温の変化や日光に注意しましょう。

直射日光にあたったり、反対に寒冷の状況下でも痒みが強くなることがあります。

痒みに耐えかねて肌をこすりつけると、肌に傷をつくり、肌荒れを起こして治癒が遅くなります。

あまりに痒みが強くなったときや高熱が出た場合は放置せず、速やかに受診しましょう。


病院での診断とお薬

りんご病の特徴である紅斑の症状が現れたら、小児は小児科や皮膚科で診断をしてもらいましょう。

妊婦さんは産婦人科、成人の場合は、内科や皮膚科で診察を受けましょう。

持参するものは、保険証など、通常の診察のときと同じです。


ただ、気温や日光により、かゆみなどの症状が現れる場合があります。

病院までの道中は、上着を着用するなど、直射日光や寒冷から肌を守ってください。


病院での診断法としては、

①症状や所見からりんご病が疑われる

②頬に紅斑が出現している

③手足にレース様の紅斑が出現している

この3つの基準を満たすとりんご病(伝染性紅斑)と認定されます。


また、これらの基準を満たさなくても、医師の判断によりりんご病が疑われ、病原体診断や血清学的診断によってりんご病と診断されることもあります。

通常、数日で自然治癒しますから、発疹の手当て程度で特別な治療法はありません。

ただ、ひどい痒みが伴ったときには、抗ヒスタミン薬が処方されます。

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まとめ

いかがでしたか?

今回は、りんご病の症状や原因、合併症などをご紹介しました。


こういった子どもがかかると思いがちな病気は、得てして大人がかかると重症化する傾向があります。

病気にかかっかも・・・と感じたら、我慢せずに病院で受診しましょう。

それが結果として自分とまわりの人のためにもなります。


りんご病は、特に妊婦さんは十分注意が必要です。

外出する際に、りんご病に感染している人に近づくことは厳禁です。

また、マスクをつけ、帰宅後はうがいと手洗いを必ず徹底しましょう。


自分は大丈夫と甘く見ずに、しっかりと予防しましょうね。

最後までありがとうございました。

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