大人のてんかん!車の運転は事故が多い?免許は?会社の仕事は?

mainn てんかんは、慢性の脳疾患です。

「てんかん」になると、脳の神経細胞に異常な興奮が生じるため、
てんかん発作が繰り返しおこります。

 

てんかんは、乳幼児から高齢者まで、年齢を問わず発病します。

中でも、3歳未満の乳幼児の発症が最も多くみられます。

 

一般的に、てんかんは、一生付き合っていかなければならない
病気です。

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てんかんは、大人になってからでも発症することがあります。

 

成人を過ぎてから発症するてんかんは、主に、

「症候性てんかん」

です。

 

脳炎や脳出血、脳梗塞、脳外傷(怪我や事故など)など、
脳に障害や傷のあることが原因で起こります。

 

また、ストレスや過労、不規則な生活習慣が積み重なって、
てんかん発作を引き起こすこともあります。

てんかんは、適切な治療を受けていれば、日常生活に
大きな支障をきたすことはありません。

 

しかし、従事できる仕事や自動車運転免許の取得・更新などに
ついては、制限されてしまいます。

 

就職は可能? 職種は?

てんかんの症状が治療によって治まっていれば、
「一般の就職」が可能です。

 

難治性てんかんのように、治療だけでは発作が
抑制されにくい場合は

「福祉的就労」

が適しています。

 

現在、自動車運転免許を必要とする企業は増えている傾向に
ありますが、てんかんの患者さんの約6割は就職ができていると
いわれています。

 

てんかんを患っていると、抗てんかん薬を服用していても、
ストレスや疲労が発作を助長してしまうことがあります。

様々な要因を考えると、「運転」が中心の仕事であったり、
高所に上って作業をおこなうような仕事は、発作が
起きてしまったときに命取りになりますから、
デスクワークなどの職種が望ましいと思われます。

 

就労する場合、最初に「てんかん」であることを、
申し出ておくほうが無難です。

後からばれてしまって問題視されるよりも、納得してもらった上で
就労するほうが、発作が起こった場合でも、スムーズに対処が
できるので、会社にとっても自分自身にとっても、働きやすく
なります。

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自動車運転免許は取得できる?

以前は、てんかんの患者さんは、自動車運転免許を取得することが
非常に難しかったのですが、平成14年の法律改正によって、
一定の条件のもと、運転免許の取得が許可されるように
なりました。

 

自動車運転免許取得・更新条件とは?

自動車運転免許の取得や更新を希望するときは、
まず、主治医や運転免許センターに相談しましょう。

 

てんかんのある人は、次のような条件が定められており、
医師の診断書が必要です。

診断書は、公安委員会指定の診断書と定められています。

 

下記4項目を満たすと、自動車運転免許取得・更新が可能です。

 

・「過去5年以上発作が起こっておらず、この先も発作が起こる可能性がないこと」を前提に、医師の診断書が必要です。

・「過去2年以内に発作が起こったことがなく、この先何年間は発作が起こる可能性がないこと」に加えて、医師による定期検診が必要です。

・「自動車運転に支障をきたすような発作が過去2年以内に起こったことがなく、1年間経過観察後、発作は単純部分発作に限られており、この先も症状が悪化する可能性がない」という診断を受けた人。

・「2年間経過観察後、発作が起きるのは睡眠中のみに限られており、この先も症状が悪化する恐れがないこと」という診断を受けた人。

 

大型免許や第2種免許、中型免許の取得については、なかなか
難しいといわれていますが、これらの免許の取得についても
一定の条件が定められています。

 

「てんかんの薬を飲まずに5年間てんかん発作が起きておらず、今後てんかんの再発の可能性がない」と医師による診断をされた人に限ります。

 

上記の条件をクリアしていない場合は、免許が取得や更新は
できなくなります。

 

注意事項

2011年には、栃木県でクレーン車による事故、
2012年、京都祇園で事故が起きています。

いずれも、てんかん発作が原因で交通死亡事故が
発生しています。

 

発作による事故が多発しないためにも、次の事柄を
遵守してください。

 

・運転免許の取得や更新の際には、病状を申告すること

運転免許の取得や更新時の質問票に虚偽の解答をおこない、
事故を起こした場合は、罰則が科せられることがあります。

・抗てんかん薬を飲み忘れたときや体調不良のときには、運転を控えること

・運転に支障をきたす状態に陥った場合は、運転適性相談窓口に申し出て相談すること

 

運転が可能でない状態であるにも関わらず、運転をし続けている人は、
医師が公安委員会に届け出することができます。

運転をしてはいけない状態にあることを承知で運転を続け、
死傷事故を起こした場合は、重い刑罰が処せられます。

 

病気の状態などを理由に免許が取り消しになった場合、
取り消しから3年以内に運転適性の状況が回復すれば、
試験は免除され、免許の再取得が可能です。

 

まとめ

自動車運転免許取得や更新については、日本神経学会、
日本てんかん学会のガイドラインにも掲載されていますから、
参考にしながら、ゆっくりと検討してみましょう。

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