化学流産は妊娠検査薬や基礎体温で判断できる?生理の遅れや初期出血は?

化学流産の判断はどうやってするの?

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受精卵が着床する寸前で流れてしまう現象を化学流産といいます。


妊娠検査薬の普及によって、化学流産の現象が知られるようになりました。

妊娠検査薬が無い頃は、化学流産というものがわからず、遅れてやってきた生理と思われてきました。



化学流産は、妊娠検査薬で判断ができます。

また、基礎体温からも判断する方法があります。

そこで今回は、化学流産の症状や判別方法についてご紹介したいと思います。

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受精から着床、妊娠成立までの流れ

排出された卵子は、子宮膨大部で受精します。

計画的な受精は、約80%の確率で成功するといわれています。



受精卵は、卵割を繰り返しながら子宮内膜に向かいます。

卵割によって、受精卵が胞胚になったころに、子宮内膜に着床します。

着床時期は、受精してから7~8日後です。



しかし、受精に成功しても妊娠が成立するわけではありません。

受精卵が子宮内膜に確実に着床して育つ確率は、20~25%といわれています。


そのため、受精成立後に妊娠検査薬を使用し「陽性」の判定がでても、妊娠していることにはならないのです。



妊娠検査薬の陽性判定と化学流産

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ここ最近では、精密で確実性の高い妊娠検査薬が次々と販売されています。

通常は、次の生理予定日より1週間後くらいに判定する妊娠検査薬が一般的です。

中には、次の生理予定日から使用できる検査薬や、生理予定日前でも微かに妊娠反応がでる検査薬もあります。


それではまず、妊娠検査薬で「陽性」の結果がでても妊娠成立せず、化学流産になってしまうケースをご説明します。



妊娠検査薬の判定とタイミング

妊娠検査薬は、妊娠すると胎盤から分泌される“hCG”というホルモンに反応します。

このホルモンは、受精後10日前後から増加し始め、14日頃には、 尿中のhCG濃度は50mIU/mL以上になります。

市販されている妊娠検査薬の大半は、次の生理予定日の1週間後から使用できます。


しかし、妊娠を希望している人は、結果が気になって、時期早々に検査してしまうことがあります。

それでも、昨今の検査薬は反応がよいため、微かに「陽性」の結果が現れることがあります。



この場合、受精したことは事実ですが、卵子が子宮内膜に着床・育成している確実性はありません。

つまり、まだ「妊娠」が成立したことにはならないのです。



妊娠成立と妊娠検査薬

受精卵が子宮内膜に着床し育つことで、初めて妊娠が成立します。

受精卵が着床・育成していると、hCGの分泌は持続します。



次の生理予定日より1週間後くらいに妊娠検査薬で判定すると、陽性反応が明確に現れます。

この時点でようやく「妊娠」が成立したことになります。



化学流産

妊娠検査薬では「陽性」反応が出ているにも関わらず、産婦人科で検査を受けると胎嚢が確認されないことが時折あります。


妊娠を待ち望んでいる人は、判定する時期を待ちきれずに妊娠検査薬で早まって検査してしまうことがあります。

それでも、感度のよい妊娠検査薬は、受精していると微かな陽性反応が現れます。


ところが、次の生理予定日より少し遅れて出血してしまったという事態に陥ることがあります。

この状態が、化学流産をしたということになります。



この場合、次の生理予定日よりやや遅れて生理がやってきます。

化学流産した場合、hCGの分泌が促進されることはありません。

陽性反応が出ても、微かな反応だったという人が多いようです。

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基礎体温で判別できる化学流産

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化学流産は、上記のように妊娠検査薬の「陽性」反応と産婦人科での検査結果によってわかることがほとんどです。

しかし、それ以外では実は化学流産を判断する方法があります。


ここでは、基礎体温の基礎と、基礎体温から化学流産を判断する方法や状態などについて説明したいと思います。



月経周期と基礎体温

基礎体温は、一定の周期で低温(期)と高温(期)の二相性を描きます。

月経が始まると体温は下がり、約2週間低温期が続きます

低温期の最終日はさらに体温が下がり、その後、次の生理が始まる直前まで体温は高くなります。


妊娠成立時の基礎体温

妊娠すると、プロゲステロンというホルモンが分泌し続けます。

そのホルモンの作用によって、次の生理予定日を過ぎても、体温は高いまま持続します。



化学流産時の基礎体温

せっかく受精したにも関わらず化学流産してしまった場合は、その数日後に出血が始まります。

大半の場合は、出血が始まると同時に、体温が一気に下がります。


中には、徐々に体温が低下したという人や、体温が上がったり下がったりと変動したという人もいます。

このように、基礎体温を常に観察しておくことで、化学流産を判断することができるのです。



化学流産したときの生理の遅れや初期出血などの症状は?

それでは、実際に化学流産した時はどのような症状があらわれるのでしょうか?

ここでは、生理の遅れや初期出血についてご紹介します。


生理の遅れはどれくらい?
人によって少し違いはありますが、次の生理予定日より、3~10日遅れくらいで出血する人が多いようです。


初期出血は?
初期の出血については人様々です。

少量の茶褐色の血液から始まり、その後、生理のような出血があることが多いです。

出血量はいつもの生理より多く、中には血液とともにドロッとした血塊が排出されたという人もいます。



化学流産したときの対処法

化学流産は、妊娠成立前の段階の現象なので、特別な処置は何もありません。

ただ、精神的なケアは必要です。


人によっては、出血前に、倦怠感や吐き気など、つわりの症状が現れることがあります。

つわりの症状が現れると、迷うことなく「妊娠した」と思ってしまいます。


ところが、その後に出血すると、流産したと思いショックが倍増します。

ストレスが長引くと、ホルモンバランスが崩れ、かえって妊娠しにくくなります。


化学流産はあくまでも妊娠成立前の症状です。

次の妊娠のためにも、あまり深く考えないようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたか?

今回は、化学流産の判断方法と症状についてご紹介しました。


受精卵が着床する確率からみれば、多くの人が化学流産を経験したことになります。

決して「私だけ」の症状ではないのです。


ただ、妊娠成立には、受精すること、着床に適した子宮内膜であることが必須です。

何度も化学流産するようなら、一度産婦人科で受診しましょう。


最後までありがとうございました。

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