今年もニュースにノロウィルスが!食中毒の症状と治療は?

gatag-00000911 これから夏本番を迎え、本格的に暑くなってきたときに
気を付けなければならない『食中毒』

夏は細菌による食中毒が増える時期です。

毎年8月は厚生労働省によって「食品衛生月間」
に定められてるように、夏場(6月~9月)は、
細菌が原因となる食中毒が多く発生しています。

なぜ夏場に食中毒が増えるのかというと、その理由の一つが
「高温多湿な環境」であることがあげられます。

食中毒を引き起こす細菌の多くは、室温(約20度)で
増え始め、人間の体温ぐらいの温度で一気に増殖のスピードが
速くなります。

また細菌の多くはジメっとした湿気を好むため、湿度も高くなる
梅雨頃から食中毒が増え始めます。

さらに、夏バテなどにって抵抗力が低下することも原因になります。

また、水分補給で水を大量に飲むことで、胃酸が薄まり、その結果
最近を殺菌する役目の胃酸が十分に機能しなくなる可能性もあります。

今回は、この『食中毒』について、原因や予防法などを紹介します。

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食中毒とは?

食中毒とは食事をした際に体内に取り込まれた細菌や、毒素、
ウイルスなどにより引き起こされる急性な中毒症状を伴う病気です。

主な症状は嘔吐、下痢、腹痛、発熱です。

症状の出方は食中毒の原因物質や年齢、摂取した量等によって異なります。

食事をした時間から発病した時間(潜伏期間)と合わせて
症状を観察することである程度原因物質を特定することができます。

食中毒の原因と種類

食中毒の原因となる主な物質は「細菌」「ウイルス」です。

細菌が原因となる食中毒は更に、

「感染型」



「毒素型」

に分類されます。

 

「細菌性の感染型食中毒」では、食品についていた細菌を体内に
取り込んだ後、細菌が腸内で増殖して発症します。

「細菌性の毒素型食中毒」では、食品中で増殖した細菌が出した毒素を
体内に取り込むことで発症します。

 

「ウイルス性の食中毒」ではノロウイルスなど、ヒトの糞便や吐しゃ物、
またはそれらが乾燥したものから発生する塵や埃を吸い込むことで
経口感染して発症します。

食中毒の対処(発症してから)

食中毒で下痢や嘔吐を繰り返すと体の水分が急速に失われるため、
脱水症状に陥らないように十分な水分補給が必要です。

電界物質を含んだイオン飲料なども良いでしょう。

 

スポーツドリンクは口当たりがよく飲みやすいですが、糖分を
多く含んでいるため下痢や吐き気を誘発する場合があります。

 

また、下痢の症状がある場合、つい下剤薬を使用してしまいがちです。

しかし細菌性の食中毒の場合は、体が体内の毒素を排出するために
下痢になっていることがあります。

この際、下痢止め等の薬を使用すると逆効果になるため注意が必要です。

 

殆どの場合、症状は数日で快方に向かいますが原因物質や症状の出方、
患者の体力次第では医師の適切な診断と治療が必要になります。

下痢や嘔吐の症状が止まらなかったり、血便などが出た場合、
水分が取れないほど衰弱している場合等には躊躇せず受診しましょう。

食中毒の対処(予防)

殆どの場合は食材を十分加熱(75度以上)したり、清潔な調理環境を保つこと、
調理したものはすぐに食べることで予防できます。

そして基本は流水と石鹸でしっかりこまめに手を洗うことです。

 

食中毒にかかった家族が入浴した湯は、洗濯などに再利用せずに捨てましょう。

 

ただし、「細菌性の毒素型食中毒」のように加熱により細菌自体が壊れても、
ボツリヌス菌など耐熱性がある毒素が口に入ってしまった場合は食中毒に
なることもあります。

尚、ウイルス性食中毒の代表であるノロウイルスに対して
アルコール消毒をしても効果がありません。

次亜塩素酸ナトリウムを使って消毒することでノロウイルスの感染を
予防することができます。

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食中毒を起こす細菌やウイルスと発熱症状の例

食中毒には様々な原因物質があり、それにより症状は
異なりますが発熱を伴うことも多いです。

以下に、主な細菌やウイルスと発熱症状の例を挙げます。

●「細菌性の感染型食中毒」

カンピロバクター:37.5~38.5度。40度以上の発熱は滅多にない

腸炎ビブリオ:38度程度

病原性大腸菌:37.5度以下がほとんど

サルモネラ菌:急に発熱する。40度を超えることも

ウェルシュ菌:熱はほとんど見られず

リステリア菌:弱い発熱

 

●「細菌性の毒素型食中毒」

黄色ブドウ球菌:熱はほとんど見られず

ボツリヌス菌:熱はほとんど見られず

セレウス菌:熱はほとんど見られず

 

●「ウイルス性の食中毒」

ノロウイルス:熱はほとんど見られず。出ても38度以下の微熱が多い

A型肝炎ウイルス:38度以上の発熱が3,4日続く

食中毒の症状が持続する期間や時間は?

いずれのタイプでも通常は1日~3日程度で自然に回復します。

長くても1週間で症状はなくなります。

 

逆にそれ以上続くようであれば受診することを強くお勧めします。

ウイルス性の食中毒の場合は、患者が回復した後でも2~3週間の期間は
患者の糞便、吐しゃ物の中にウイルスが排出され続けます。

感染の拡大を防ぐためにも調理などは控えた方が良いでしょう。

食中毒やノロウイルスのニュースが多い時期

食中毒が流行しやすいのは細菌性については夏場で、
ウイルス性は冬場です。

 

細菌性が夏場に流行するのは6月から9月頃が最も高温多湿の環境になり、
細菌が増殖する条件に合致するためです。

 

また夏バテなど体力の低下によって、少量の細菌が入り込んだ場合でも
発症してしまうケースが増えます。

 

一方、ウイルス性食中毒の中でもその感染力の強さで知られるノロウイルスは、
塵埃などからも感染するため乾燥している冬場に流行しやすいです。

保育所や学校での集団感染も起こりやすいです。

まとめ

食中毒に薬はありません。

脱水症状になる可能性もありますので、症状がひどい場合には病院で
診察を受けましょう。

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