てんかんの発作の前兆は?発作時の対応と対処法!予防は?

main てんかんは、脳の神経細胞に突然激しい興奮が生じて、
意識を失って倒れたり、けいれんを起こしたりする
脳の慢性疾患です。

てんかんは、長期的、継続的に治療が必要とされる疾患です。

日本では、てんかんの患者さんは、
3000~4000人くらいといわれています。

 

今回は、このてんかんについて、前兆や対応、対処法、
そして予防についてご紹介したいと思います。

スポンサードリンク




てんかんの治療には、薬物治療外科治療ケトン食療法などが
ありますが、主として薬物治療がおこなわれています。

 

てんかん発作は、突然に一部の神経細胞から異常な電気信号が
発せられ、神経細胞の領域に伝達されることで起こります。

異常をきたした領域によって、てんかん発作の症状が
異なります。

発作は、長時間続くものではなく、一時的なものです。

 

大脳の領域とは?

大脳は、前頭葉頭頂葉側頭葉後頭葉
外面からは見えない島の5脳葉に大別されます。

 

てんかん発作に関連する領域は、

前頭葉、

頭頂葉、

側頭葉、

後頭葉

です。

 

前頭葉が病巣のときの発作

前頭葉が病巣のときには、発作を起こしている時間が
1~2分程度と短く、一度発作が起こると、一日のうちに
何度か発作を繰り返すのが特徴です。

 
症状例
・全身性のけいれん発作を起こしやすい

・手足の強直

・手足がピクピクする

・眼球や頭が側方を向く

・自動症(無意識のまま、様々な動作をする) 

 

頭頂葉が病巣のときの発作

手足の感覚や運動に異常が現れることがありますが、頭頂葉は、
特徴的な症状が少なく、前頭葉や側頭葉、後頭葉に拡がって
症状が現れることが多いです。

 

側頭葉が病巣のときの発作

側頭葉が病巣のときには、最初に次のような症状が現れます。

・胸がしめつけられるような感じ

・嘔気

・めまい

・血の気が引くような感じ

・全身冷感

・恐怖や不安感

・異味・異臭  

など

 

その後、意識が混濁し、一点を凝視したり、無意識による
発語発声、自動症(意味のない行動)などの症状が現れます。

 

発作時間は2~5分と、前頭葉に比べて長く、発作の後は、
意識がもうろうとした状態になります。

稀に全身性のけいれんを伴うこともあります。

 

後頭葉が病巣のときの発作

後頭葉が病巣のときの発作は、視覚に関与する異常が
みられます。

・物が2つに見える

・色が変にうつる

・視野が黒ずむ

・光や影が見える

・瞼がピクピクする

・眼球が一側を向く 

など

 

てんかん発作の前兆はある?

てんかん発作が起こる前に、オーラ(前兆)と呼ばれる感覚や
感情が引き起こされる症状があります。

 

主な前兆としては、

・体温の変化を感じる

・幻聴

・幻視

・回転性のめまいが起こる

・異味・異臭

・理由が無いにも関わらずパニックを感じる 

などがあるそうです。

 

このように、オーラの種類は、最初に発作が起こる
脳の領域によって様々です。

スポンサードリンク


てんかん発作の「前兆」や「観察」はてんかん治療に重要な手掛かり

てんかん発作には、様々な症状がみられますが、上述どおり、
脳の領域によって違います。

オーラの種類によって、発作が起こる脳の部位を特定することが
できるため、てんかんの診断にとても重要な情報源になります。

 

また、てんかん発作時、周りの人が注意深く様子を
観察してあげることも、早期治療の手掛かりになります。

 

・意識の有無

・けいれんが始まった部位

・眼球の向き

・四肢の強直

・顔色や唇の色

・唾液が出ていたか否か

・発作後の意識の混濁   

など、こうした状態に気づいたら、すぐに対処しましょう。

 

突然に発作が起きたときの対処法

てんかん発作を起こした人を目にすると、大抵の人は
思わず気が動転してしまいます。

 

てんかん発作が致命的になることは、殆どといっていいほど
ありませんので、慌てずに落ち着いて対処しましょう。

 

発作は長くても数分程度で治まります。

まずは、気を付けて見守ってあげることが重要です。

 

てんかんの対処法

対処法 その1
てんかん発作を起こしている人の衣服を緩めてあげましょう。

 
対処法 その2
ストーブなどが傍にあると、二次的な危険が予想されます。

そのような場合は、ストーブを遠くに退けるなどして、
安全を確保してあげましょう。

 
対処法 その3
けいれんを起こしているときは、下顎に手をあてて、
上方に押し上げ、気道の確保をおこないます。

 
対処法 その4
嘔吐している場合は、窒息しないように、拭いてあげます。

 
対処法 その5
自動症が起こっている場合は、無理に行動を止めず、患者さんと
一定の距離をあけて見守ります。

 
対処法 その6
入浴時に発作が起きた場合は、顔を上にあげて、呼吸が
できる状態にします。

浴槽の栓を抜いて排水します。

 

救急治療が必要な場合は?

意識が回復せずに発作が度重なって起こっていたり、けいれんや
1回の発作が長く続いたままであれば、医師による治療が必要です。

救急車を呼んで、医療機関に運びましょう。

 
注意事項
発作を起こしているときには、からだを押さえつけたり
揺さぶったりすることはNGです。

 

舌をかまないように、口の中にタオルやスプーンなどを
差し込んだりすると、歯が折れたり、口の中が傷ついたり、
ときには窒息することもありますから、絶対にしないで
おきましょう。

 

てんかん発作が起きた後の対処法

発作を起こした後は、眠ってしまったり、意識が
もうろうとした状態になることが多いので、
意識が回復するまで見守ってあげましょう。

発作後に、仰臥位(仰向け)で嘔吐した場合は、気管が
閉塞しないよう、顔を横に向けてあげましょう。

 

てんかんの予防法

てんかん発作の予防には、

「抗てんかん薬を規則正しく服用すること」

「薬を医師の指示なく中断しないこと」

が必須です。

 

そして、寝不足疲労を溜めないように注意しましょう。

 

抗てんかん薬を服用していると、他の薬との飲み合わせが
非常に重要になります。

ですので、風邪などを引かないように、体調を整えることが
大切です。

 

てんかん発作が起こると危険が伴う場所の一つがお風呂です。

一人暮らしの場合は、シャワーの方がお勧めです。

お風呂に入る場合、お湯は少な目に張り、長風呂は控えましょう。

 

まとめ

てんかん患者さんは発作の前兆の症状を、

周囲の人は発作時の症状を、

出来るだけ詳しく、医師に伝えましょう。

 

てんかん患者さんは、適切な治療を受け、てんかんと
上手に付き合っていくことが大切です。

スポンサードリンク

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ