てんかんの症状と原因は?発作の種類と痙攣やひきつけの違いは?

main てんかんとは、脳の神経細胞に過剰な興奮が生じて、
発作症状(てんかん発作)が繰り返し起こる慢性の脳疾患です。

 

てんかんを漢字で表すと「癲癇」、癲は「ひっくり返る病」、
癇は「主に小児のてんかん」という意味をもっています。

つまり、「てんかん」という病名は、「倒れる病」を
意味しています。

 

小児てんかんの場合、成人になる前に治癒することもありますが、
通常は、生涯にわたって治療を継続することが多い疾患です。

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てんかんの特徴は?

脳には、千数百億個の神経細胞が存在していると言われています。

 

神経細胞(ニューロン)は、電気信号を発して、情報を伝達する
特殊な細胞です。

 

これらの神経細胞は、お互いに調和を維持しながら、様々な
情報を処理しています。

 

ところが、興奮系の神経の力が強すぎたり、抑制系の神経の力が
弱すぎたりすると、神経細胞の過剰興奮が生じてしまい、
運動や感覚、意識状態などに(一時的な)影響を及ぼして
しまいます。

 

てんかんの場合、このような発作症状が繰り返し起こります。

繰り返し起こることが、てんかんの特徴でもあります。

 

「てんかん」と「けいれん」や「ひきつけ」の違いは?

「てんかん」というのは「病名」、つまり「診断」を
表現する語句です。

「痙攣」「ひきつけ」というのは「症状」です。

 

けいれんは、自分の意志とは、無関係に筋肉が強く収縮する
状態です。

ひきつけは、一時的に呼吸が止まり、身体が強張って、
意識が失われる状態です。

 

けいれんやひきつけは、「熱性けいれん」を発症したときに
最も多くみられる症状です。

 

てんかんは遺伝するの?

てんかんには、発病に遺伝子が関与していたり、発作を
起こしやすい体質を受け継いでいることがありますが、
てんかんの大半は、遺伝するものではありません。

 

てんかんの原因は?

てんかんの原因は、

「症候性てんかん」



「特発性てんかん」

に大別されます。

 

症候性てんかん

「症候性てんかん」は、

脳炎や髄膜炎、

脳出血、

脳梗塞、

脳外傷

など、脳に何らかの障害や傷があることが原因で起こる
てんかんです。

 

仮死状態や低酸素で生まれたときにも、てんかんを
合併することがあります。

 

特発性てんかん

「特発性てんかん」は、てんかんの症状が現れているにも
関わらず、いかなる検査をおこなっても異常がみつからない
原因不明のてんかんです。

若い世代には「特発性てんかん」が多く、30歳を過ぎると
「症候性てんかん」が増加します。

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てんかんの好発年齢は?

てんかんは、100人に1人の割合で発症しています。

乳幼児から高齢者まで、あらゆる年齢層に発病します。

 

特に、18歳未満の人に発病することが多く、中でも3歳以下の
乳幼児の発症が最も多いといわれています。

 

成人を過ぎると発病者の数はいったん減少しますが、
高齢(60歳以上)になるとともに、再び発病者の数が
増加します。

 

高齢者になると、脳梗塞や脳血栓など脳血管障害が原因で
起こるてんかんが多くみられます。

 

てんかん発作

てんかん発作には、

「部分発作」



「全般発作」

があります。

 

部分発作

部分発作とは、脳の一部の神経細胞だけに異常な興奮が
起きたときに現れる症状です。

 

部分発作には、

体の一部分だけがけいれんする運動発作、

しびれや幻聴、

幻視などが現れる感覚発作、

恐怖感や不安感を伴う精神発作、

嘔気や多汗などが起こる自律神経発作

などがみられます。

 

意識がある場合を、「単純部分発作」

意識がなくなる場合を、「複雑部分発作」

といいます。

 

全般発作

全般発作とは、異常な興奮が脳全体の神経細胞に及んだときに
現れる症状です。

全般発作には、

一瞬で意識を失い、一点をみつめたまま動作が止まってしまうが、すぐに回復する単純欠神発作、

からだの筋肉がピクピク動くミオクロニー発作、意識を失い、全身にけいれんや硬直が起こり、口から唾液の泡が出て呼吸が一時的に止まったり、蒼白になったりする強直間代発作

などがみられます。

 

全般発作の場合、倒れた瞬間から意識がないのが特徴です。

部分発作から始まり、全身のけいれんに進行する
「二次性全般化発作」が起こることもあります。

 

てんかんの4つのタイプ

てんかんは、上述どおり、症候性てんかんと特発性てんかんに
分類でき、さらに、症状を併せて4つのタイプに分類することが
できます。

 

・特発性てんかんで部分発作が起こる

・特発性てんかんで全般発作が起こる

・症候性てんかんで部分発作が起こる

・症候性てんかんで全般発作が起こる

 

まとめ

てんかん発作、けいれんやひきつけなどの症状が起きたときには、
速やかに医療機関で受診しますが、たいていの場合、医療機関に
着いたときには、発作が止まっていることが多いです。

 

確実な診断には、発作が起きているときの情報が必要です。

慌てないで、そのときの様子を細かく医師に説明しましょう。

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