おたふく風邪の初期症状と対策!髄膜炎など合併症には要注意!

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おたふく風邪(流行性耳下腺炎)は、ムンプスウイルスの感染が原因で
起こる急性ウイルス疾患です。

ムンプスウイルスは飛沫感染や接触感染で広がります。

潜伏期間は、約2~3週間です。

 

はしかや水疱瘡に比べて感染力は弱く、感染しても約30%の人は
症状が現れない(不顕性感染)といわれています。

 

おたふく風邪の流行には周期性がありません。

しいて言えば、晩春から夏にかけて発病していることが多いです。

 

好発年齢は、3~10歳の小児です。

幼稚園や保育園、小学校など集団生活を営む場所で流行します。

 

おたふく風邪は子供の感染症で、誰でも罹る軽い病気のように
思われがちです。

確かに、殆どの人は重症化することなく、終生免疫を獲得します。

ところが、髄膜炎などの合併症などを引き起こす危険性も
0ではないのです。

 

そこで今回は、おたふく風邪の初期症状から合併症まで
詳しく紹介します。

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おたふく風邪の初期症状は?

潜伏期間中の先駆症状はほとんどみられません。

潜伏期間後、両側または片側の耳下腺部の腫れが現れます。

 

耳下腺部とは、耳の下の付け根部分、顎の骨の後ろのくぼみ部分です。

耳下腺部の腫れは両側に現れることもあれば、片側だけに腫れが
生じることもあります。

 

一般的には、左右どちらかの耳下腺炎が腫れ、まもなくして両側に
腫れが生じます。

腫れは、2日前後でピークになり、1週間程度で治まります。

 

耳下腺部の腫れは、痛みを伴います。

また、約8割の人は、38℃前後の発熱がみられます。

発熱すると、頭痛や腹痛などの症状が現れることもあります。

 

おたふく風邪の治療は?

おたふく風邪に適応する薬がないため、対症療法がおこなわれます。

発熱や痛みがひどいときには、解熱剤や鎮痛剤が医師によって
投与されます。

 

おたふく風邪のホームケアは?

腫れと痛みによって食物が摂取出来ない場合は、流動食や
水分の補給に努めます。

耳下腺部の腫脹や発熱が治まるまでは、安静が必須です。

 

おたふく風邪の合併症は?

おたふく風邪発症後、約2週間は合併症が起こる危険性があります。

合併症の中で最も多くみられる病気は「髄膜炎」です。

 

そのほかにも、

難聴

精巣炎

卵巣炎

などを引き起こす可能性もあります。

精巣(睾丸)炎、卵巣炎は、通常大人で、子どもに発症することは殆どありません。

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髄膜炎

髄膜炎になると、発熱や頭痛、嘔吐、意識障害などが起こります。

耳下腺炎の腫脹が現れ後、1~5日で発症します。

一般的には、予後は良好といわれています。

 

難聴

1000人に約1人の割合で難聴を合併しています。

難聴を発症した人の大半は、片側の耳が難聴になりますが、
10~20%は、両耳とも聞こえなくなるといわれています。

 

 

(急性)精巣炎

精巣炎は、おたふく風邪に罹った成人男性の20%前後に
起こるといわれています。

通常、耳下腺炎の腫脹が現れた後、4~7日で発症します。

精巣炎になると、精巣に腫れと痛みが生じます。

発熱や全身倦怠感などが伴うこともあります。

 

安静にして陰嚢を冷やし、鎮痛剤や解熱剤を用いて痛みや熱を
抑えていると、約1週間で症状が治まってきます。

しかし、症状が長引いたり、両方の精巣に炎症が起きると
精祖細胞が侵され、不妊になる危険性が高まります。

不妊になる確率は、精巣炎になった人の2~3割の人にみられます。

 

卵巣炎

卵巣炎は、おたふく風邪にかかった成人女性の10%前後に
起こるといわれています。

卵管が炎症を起こし、腹部に強い痛みを生じます。

不妊になる危険性は約7%と、男性よりも確率は低いですが、
しっかりと治療して治しておくことが肝要です。

 

この他にも、脳炎や心筋炎などの合併症を引き起こすことがあります。

おたふく風邪に罹ったら、安静にして経過を十分に観察する必要があります。

合併症が疑われる症状は?

 

おたふく風邪は、1週間程度で治まります。

ところが、耳下腺部の腫れや発熱が1週間以上続いているときは要注意です。

また、激しい頭痛や嘔吐、下痢、痙攣などの症状が現れた場合も、
合併症が疑われます。

 

このような症状が現れたら、早急に医療機関で受診しましょう。

 

まとめ

おたふく風邪に一度罹ると、終生免疫が得られます。

 

未だ免疫を獲得していない人は、予防接種を受けておくと安心です。

接種しても約20%の人は感染を起こしますが、ひじょうに軽い症状で完治します。

 

おたふく風邪に罹ったかどうかわからない人は、医療機関で検査してみましょう。

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