Ⅰ型とⅡ型の違いは?糖尿病の種類と原因とは?

ex0035- 糖尿病は、インスリンが不足したり、インスリンの作用が低下する
ことによって、ブドウ糖がエネルギーを必要としている細胞内に
運ばれなくなり、血液中に増加してしまい、最終的には尿中に
排泄される、という疾患です。

 

一度発症してしまうと、一生涯つきあっていかなければなりません。

 

糖尿病にはⅠ型糖尿病Ⅱ型糖尿病があります。

 

Ⅰ型糖尿病は生活習慣とは無関係に発症しますが、Ⅱ型糖尿病は、
生活習慣が密接に関係して起こります。

 

日本人の糖尿病患者の約9割がⅡ型糖尿病で、糖尿病を患う人は年々増えています。

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糖尿病と密接に関与するホルモン

膵臓にはランゲルハンス島という内分泌機能を営む細胞群が
あります。

 

α細胞からグルカゴン、β細胞からインスリン、δ細胞から
ソマトスタチンというホルモンが分泌されています。

インスリンとグルカゴンは拮抗的に作用します。

 

グルカゴンは血糖値を上げ、インスリンは血糖値を下げる働きを
担っています。

 

食事をすると血糖値が上がるので、インスリンが分泌されます。

 

インスリンは「筋肉や脂肪組織が糖を取り込む」ことを
促進します。

 

糖が各組織に取り込まれれば、血糖値は低下します。

 

空腹になると、血糖値は低下するので、グルカゴンが
分泌されます。

グルカゴンは肝臓などで貯蔵していた
「グリコーゲンの分解を促進、糖新生を亢進」します。

 

糖が新生されることで、血糖値が上昇します。

 

ソマトスタチンはインスリンとグルカゴンの分泌を抑制し、
双方の過剰分泌を防ぎます。

 

わたしたちのからだは、インスリンとグルカゴンの作用によって、
血糖値が必要以上に上がったり下がったりしないよう、
保持されています。

※血糖値とは、血液中のブドウ糖値です。
正常な血糖値は、空腹時:100mg/dL未満 食後:140mg/dL未満です。
糖尿病の場合、空腹時:126mg/dL以上 食後:200mg/dL以上です。

 

糖尿病の種類

Ⅰ型糖尿病

Ⅰ型糖尿病は、

自己免疫異常(リンパ球が自己抗体をつくり自分の細胞を攻撃する)

によってβ細胞が破壊され、インスリンの分泌がスムーズに
行うことができなくなり発症します。

 

25歳くらいまでに発症することが多く、中でも幼児期から
小児期(15歳以下)の発症が目立ちます。

 

治療法はインスリン皮下注射です。

一日2~4回にわけて自分で注射をうち、インスリンを補充します。

 

β細胞が破壊されているため、食事療法や運動療法で
軽減されることはありません。

 

Ⅱ型糖尿病

Ⅱ型糖尿病は、生活習慣が因子となって発症する生活習慣病の
一つです。

 

中年期以降の食べ過ぎや肥満、高脂血症などが発症を
促進しますが、特に腹腔内の内臓脂肪の蓄積が大きく
影響しています。

 

肥満児が増えている昨今では、子どもにもⅡ型糖尿病が
発症しています。

 

発症しても自覚症状があまりないため、合併症が起こってから
糖尿病だとわかる場合も少なくありません。

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Ⅱ型糖尿病を発症する生活習慣因子

Ⅱ型糖尿病は、日々の生活習慣の積み重ねによって
引き起こされます。

 

1.加齢

加齢によって、からだの機能は低下するため、糖尿病を
発症しやすい一つの因子となります。

 

2.食生活の乱れ

動物性脂肪の多い食事ばかりを摂取していたり、朝は忙しいから
食べたり食べなかったり、忙しくて食事の時間が定まらないなど、
食生活が乱れると、血糖値が上がり、内臓脂肪が蓄積し、
肥満を招きます。

 

内臓脂肪が蓄積すると、脂肪細胞が肥大し、
アディポサイトカインの分泌が異常をきたします。

 

アディポサイトカインは、糖や脂質代謝をスムーズにおこなう
働きを担う生理活性物質です。

 

しかし、この物質の産生に異常をきたすと、糖尿病を
発症させてしまいます。

 

つまり、肥満になると血糖を処理する能力が低下し糖尿病を
患ってしまうわけです。

 

3.ストレス

ストレス時には副腎皮質から血糖値を上げるホルモン
(糖質コルチコイド)が分泌されます。

 

糖はインスリンの作用で筋肉や各組織に取り込まれ、
ストレスに対する抵抗力が強化されます。

 

しかし、ストレスが続くと、糖質コルチコイドの分泌も
続きますから、長期的なストレスの場合は、膵臓も疲労し、
インスリンの分泌がスムーズに出来なくなり、インスリン不足の
状態に陥ります。

 

インスリン不足をまねくと、高血糖になり、糖尿病を
発症してしまいます。

 

4.運動不足

運動不足は、体力の低下だけでなく、肥満にも
つながります。

 

血糖値の上昇を促進したり、インスリンの働きを
低下させてしまいます。

5.不眠

 

不眠はインスリンの働きを低下させます。

 

また、食欲を増進するホルモンの分泌を促進したり、食欲を
抑えるホルモンの分泌を抑制してしまうので、過食や肥満を
助長してしまいます。

 

その結果、糖尿病を発症します。

 

6.遺伝

家族や親せきに糖尿病の人がいる場合、糖尿病の発症率が

高くなります。

 

まとめ

Ⅰ型糖尿病と異なり、Ⅱ型糖尿病は生活習慣を見直すことで
改善、予防できます。

 

特に最近では若年層が糖尿病を発症するケースも多く、
加齢以外の要因が多くなっています。

 

一度自分の生活や食事を見直し、規則正しいリズムを
作りましょう。

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